個人投資家としての2017年

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不吉の年のジンクスが終わる

私が生まれて以降の末尾が「7」の年は、

と金融市場に混乱をもたらす不吉の「7」だったが、
今年2017年は何事もなく終わろうとしている。

なにやら調子が良すぎて気味が悪いところもあるが、
バブルというものは崩壊してはじめて認識できるもの。
次の2つの言葉を常に頭に入れて行動する以外に策はない。

「市場のタイミングはきわめて重要である。巨額の利益と損失は短期間に集中して起こる。」 (ベノワ・マンデルブロ「禁断の金融10ヶ条」

「最高のリターンは、株価が一番上昇するタイミングを逃さないようにするため、ほとんどの期間にポジションを持ち続けることによって達成できる。」 (クリストファー・ブラウン「バリュー投資」)

タイミングは重要だが、それより大事なのは継続すること。
永世七冠を達成した将棋の羽生善治さんにあやかって、

「将棋だけでなくどんな世界であっても、結局は努力と情熱、モチベーションを継続することが大切なことであろうと思います。」(羽生善治「決断力」

羽生さんが会見で「将棋の本質はまだ分からない」と話したように、
私も投資の本質がサッパリ分かっていないので、
今後も幅広く学び、様々な分野の知見から投資と向き合いたい。

義母が金融機関にカモられる!

今年はまさか私の目の届く範囲でこんなことが!という事件に巻き込まれた。
日本で投資のイメージが悪い原因の一つに金融機関の商品販売姿勢がある。

こんな記事を書いて注意喚起してきた本人がアホなことに…。

国内のESG投資を推進するNPOの運営を受け持っている身としては意味わからん。
運用会社がESG評価に基づいて投資先の企業に物申すという活動をする一方で、
グループ会社の銀行や証券会社は窓口で顧客を食い物にした商売をしている。
首をかしげすぎて捻挫しそうだ。

今後伝えていくべきこと

新聞取材に合わせて、投資をはじめてからの人生を振り返る機会があった。

よくありがちな「何に投資していくら儲かった」というような、
再現性の期待できない内容では、ただの自己満足意味がない。
私の投資家人生で世の中に伝える価値のあるものはなんだろう?

そう考えながらプロフィールをまとめていてふと気がついた。

投資をはじめたら人生がこんなおもしろいことになったよ!
人生の可能性を広げて見るために、この分野に触れてみてはいかが?

という話をするだけで十分なのだと。

そういえば大学のゲスト講師に来てみない?と誘われていたから、
こんな切り口でよければ受けてみようかなと思いついた。

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