私はかるた取りが得意だった。普段はトロいのに、かるたになると豹変する。
百人一首もしかり。中学2年の時、中2・中3各クラスで2人代表を出しての大会。
決勝で前年優勝の中3の生徒に敗れ、来年こそは!とすべての句を暗記したが、
なぜか大会は開催されず、、、なんか私の人生そういうことが多いな(笑)
まぁ、そんなこんなで、記憶の片隅に百人一首の残骸が今も散らばっている。
しかし、湯川薫「百人一首 一千年の冥宮」は、かるた取りではないと言う。
(ちなみにこの本は研究書ではなく、本当によく歴史を調べた推理小説)
百人一首と同じく藤原定家が編集した百人秀歌を持ち出してその番号に注目する。
六歌仙の歌の番号に隠された数字の不思議…
百人一首 | 百人秀歌 | 足すと… | |
小野小町 | 9 | 13 | 22 |
在原業平 | 17 | 10 | 27 |
喜撰法師 | 8 | 14 | 22 |
僧正遍昭 | 12 | 15 | 27 |
文屋康秀 | 22 | 27 |
小説ではこれに陰陽五行も組み合わせて、百人一首に隠されたメッセージに迫る。
しかし、もし百人一首が本当にかるたではないとすると…、
全部暗記したかつての私の立場は? 常識に流されるのは、げにおそろしや。
コメント
百人一首にそんな不思議が・・・なんて、意外な謎解きで面白そうですね。
>全部暗記したかつての私の立場は?
しかし、そんなこと言ったら競技かるたの選手たちはもっと立場ないですね(笑)
そうか、言われてみれば、かるた取り選手ほうが被害甚大。
でも競技として認められているからスポーツ選手だと思えばなんとかなるかも。