最近発覚したプルデンシャル生命の不祥事。
この機会に金融機関の詐欺の歴史について調べてみると、
これまでに例のないタイプの不祥事なのかも?
よくある金融機関による詐欺行為は、
だいたい3パターンに収まっているように思う。
- 特定の社員による巨額詐欺(最近の例:第一生命の女帝が19億円の詐欺)
- 特定の社員による刑事犯罪(最近の例:三菱UFJの貸金庫窃盗、野村證券の強盗
- 組織ぐるみの商品の不適切販売(事例が多すぎる)
でも今回のプルデンシャル生命の不祥事は、
ライフプランナーと呼ばれる個々人が自営業者のような社員が、
個々に独立して同じような詐欺行為に手を染めていたという。
1991年から続いていた不正とのことだから、
まだ創業者の坂口陽史さんが存命だった時代からになる。
犯罪者育成組織のようになってしまったのはなぜなのか。
ウェブサイトの「コアバリュー 創業者の思い」を読んでも、
特別気がかりな表現等は見当たらないように思える。
気になることと言えば、本社ビルのプルデンシャルタワーの立地。
1982年の火災事件で悪名とどろくホテルニュージャパンの跡地だ。
でもよくよく調べると私が知らなかっただけで、
土地が呪われているとしか思えない歴史がどんどん出てきた。
- 1929年に日本料亭「幸楽」が開業(幸楽は西小山にあったが焼失して移転)
- 1936年の二・二六事件の際に反乱部隊が拠点をおいた
- 第二次大戦中の空襲で幸楽は焼失
- 1953年、アメリカ軍専用のナイトクラブ「ラテンクォーター」が開業も、3年で焼失
- 1960年、藤山コンツェルンがホテルニュージャパンを開業
- 1963年、ホテル地下のナイトクラブ「ニューラテンクォーター」で力道山が刺され、その後死亡。
- 藤山愛一郎が政界進出のため巨額の私財を注ぎ込み失敗、藤山コンツェルン解体の要因に。ホテルは横井英樹の手に渡る。
- 1982年、ホテルニュージャパン火災
- 2000年、ホテル跡地の開発中だった千代田生命が経営破綻
- 2001年、森ビルとプルデンシャル生命が取得し、2002年にプルデンシャルタワーが完成
この地に建った建物はよく燃えているし、今は会社が炎上中。
こんな数奇な運命を見てしまうと、
ニック・ボストロムのシミュレーション仮説が頭をよぎる。
Nick Bostrom “Are you living in a computer simulation?”
人類が絶命することなく、高度文明を築いていくと信じたいのなら、
未来人は世界のシミュレーションをして遊びはじめるはず。
今、私たちがいる世界は、未来人のシミュレーションの一つかも…。
ここの土地は事件・事故が起こりやすい特異点にしておいて、
どんなことが起きるか観察してみよう、と上から見られていたりして。

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