GMの皮肉と自動車産業の未来

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先週1番のニュースは、もちろんGMの破産法適用だった。
何というか本当に皮肉なもので、アメリカの思想が示す通りの結末になった。
政府が規制・保護をする産業はすたれ、やがて国外の競争企業に取って代わられる。
なぜかアメリカ最大の産業で、その理論の正当性を示してしまった。。。

明日、NYダウ構成銘柄からGMが外れ、ダウ平均から自動車メーカーが消える。
だからといって、世界の自動車産業が終わってしまった訳ではない。
IMFの予想では、2050年の世界の自動車保有台数は30億台らしい。
現状が7億台であることを考えると、まだまだ有望産業だ。

でも今後は新興国での需要がメインになることを考えると、株価的には微妙かな。
新興国の人々が、車を買えるだけの生活水準に達することができるよう、
利益を圧縮してでも、現地の工場労働者の賃金を上げる必要も出てくるかも。
かつてヘンリー・フォードが生産消費者を生み出すことで、市場を拡大したように。
そう考えると、先進国の自動車メーカーよりも地元のメーカーが有望なのかな。

そういえばBRICsがIBCRの順で有望という話をぐっちさんが紹介してくれてたね。
インドは中国以上に、1つにまとまるのが難しそうな国。言語がかなりバラバラ。
今のところはイギリスの植民地だった良い面を受け継いで、
先月の選挙もうまく進んだけど(そのおかげで株価も急騰)、今後は果たして?
結局はいつもながら、私の興味はブラジルのみになっちゃうんだな。
ブラジルの自動車メーカー?知らないなぁ。でもエタノール車の会社とかあるはず。

コメント

  1. az より:

    そういえば、「トヨタの株券の方が日本円通貨より信頼出来る」とか豪語されていましたね。。。

  2. まろ@管理人 より:

    それをご存じということは、ずいぶん以前から読んでいただいていますね。ありがとうございます。
    「トヨタの株券>日本の紙幣」の考えは今も同じですよ。
    「株式=値上がり益を求めるもの」の観点からはまるでダメな話になってしまいますが、あくまで日本の紙幣との比較なので、うまく表現できないですが、株式に半永久債みたいな価値を見ているような感じなんです。
    頭が整理できたら記事にしますね。