「デザイン×思考」の書籍が語ること

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「デザイン」と「思考」の組み合わせ。

書籍のタイトルに増えた気がして何冊か読んでみた。

  • システム×デザイン思考で世界を変える

システム(論理)とデザイン(感性)をかけあわせることで、

新たな発見や創造を生み出す方法と具体例が書かれた本。

内容自体に目新しさはないが、

多様な意見をどう図解して、収束させていくか?

を説いた類書の中では、結構わかりやすい良書だと思う。

  • デザインする思考力

専門性の追求により、細分化されすぎた学問。

知の最先端ではデザインのし直しが迫られている。

そんなことが分かるインタビュー集。→紹介記事

そういえば考え方についての著書か多い田坂広志氏の最新刊

「知性を磨く」の副題は「スーパージェネラリストの時代」。

今の時代のテーマはバラバラになった「知」の統合かな。

投資の分野で最近話題の「統合報告」も似たような話だ。

  • デザイン思考が世界を変える

デザインコンサルタント会社IDEOの社長が書いた本。

消費者の立場になって商品をデザインすることが大切!

なぜこうした考え方が必要なのかと言えば、

今のところもっとも大きな機会が潜んでいるのは、「企業が新製品を作って消費者が受動的に消費する」という20世紀の考え方と、「消費者自身が必要なものすべてデザインする」という未来的なビジョンの中間の領域といえよう。」P80

デザイナーの視点で書かれたブランド構築の本だった。

とりあえず「デザイン×思考」の中身に目新しさはないが、

「デザイン」という言葉の持つ力は、あなどりがたし!

デザイン×思考の本

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