足るを知る…、本当にそれでいいの?

足るを知る。
古今東西にこの切り口の名言が残されており、かなり説得力のあることば。
→ 関連記事…富と幸福・その3「足るを知る」(09/11/03)

本当にそれでいいのかな。いや、ちょっと違うんじゃないか、と最近悩む。
落ち込んでいるときには、心を穏やかにしてくれる、ありがたい教えだけど…。

「足るを知る」にこだわってしまうと、本当は手が届くはずだった幸せを、
「こんなの自分には高望みだから」と思って、受け流してしまうかもしれない。
これじゃ充実した人生って言えない! 一度きりの人生を楽しんでない!
前のセレンディピティ」の話みたいに、自分からも幸運を迎えにいかないと。

よく分からないけど、むこう5~10年の間、私が幸せでいられるかどうかって、
今年中にだいたい決まってしまうような、妙な感触・質感があるんだよね。
たぶん今は「足るを知る」なんて、変に達観してちゃダメな時期。
しばらくの間、頭の中の「足るを知る」には、小さくなっててもらおうと思う。

コメント

  1. baboocon より:

    まろさんとは状況は違いますが、僕も似たようなこと考えたことがあります。
    ジョン・ボーグル氏の「波乱の時代の幸福論」も読みましたし、金融危機前後に「足るを知る」やそれに近い考えの本を何冊か読んでそのような考え方に共感もしました。
    けれど同時に、まだまだ若いのに「足るを知る」と、小さくまとまってしまっていいのかなあ?という気も。
    もっと自分の思いのままにギラギラ何かを追い求める、そんな生き方をしてみれば、その先に答えが見えてくるような・・・何の根拠もない考えですけれど(笑)

  2. 54 より:

    ちは!
    いつも楽しくブログ読んでます‼
    いつも、学びが多くてありがとうございます(^O^)
    私見ですが、
    【足るを知る】の本来の意味を履き違えているのかと思いました。
    たるをしるの本来の意味は、
    自然の摂理の話ですよ。
    誰もが死を迎える
    弱肉強食
    限られた資源(みずや土地)
    この様な変えられないものに対しての、
    【足るを知る】だと思います!
    変えられる程度の物なら変えた方がいい‼

  3. まろ@管理人 より:

    意味を取り違えた上、そもそも中国古典は権力者に向けて、こうあるべきなんだけど…、とぼやいたような印象もあり。。。
    一般民にはどうなんだろ?と疑問が生じ始める。。。

  4. 54 より:

    確かに故事成語は権力者向けですよね。
    一方で、今の日本人は世界的にとんでもない富裕層ですし、ある種の学びが故事成語からはあるかと思います。
    命について【必ず死ぬ事】
    地球の重力【脊椎の発達】
    たんぱく質でできている【地球で生まれた生き物】
    諸々の自然の摂理は、変えられない為に、
    【足るを知る】だと理解してます(^_^)

  5. 匿名 より:

    それぞれに説得力あってなんか面白い。普通にしてれば欲望に振り回されまくってるような人間だからこそ時として、足るを知ると一旦立ち止まる事も必要って事が言いたいんじゃないだろうか。だから、普段大まかには足るを知るなんて考えない方が自然。

  6. まろ@管理人 より:

    「足るを知る」を「人生は一度きりの尊いもの」と捉え、
    徒然草59段の
    「大事を思ひ立たん人は、避り難く心にかからむことの、本意を遂げずしてさながら捨つべきなり。・・・命は人を待つものかは。無常の来たることは、水火の攻むるよりも速やかに、逃れ難きものを、その時、老いたる親、いときなき子、君の恩、人の情、捨て難しとて捨てざらんや。」

    スティーブジョブズの
    "Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary."
    に従って、見つめる先に大切なものがありそうな気がするなら迷わず行け!って感じで、自分の中でまとめてみました。

  7. watanabeeiich より:

    「足るを知る」とはより積極的な、心の確かな存在感として、あるべきものを表現していると思う。
    道徳や、訓戒、芸術性だけでは、何もしないでやり過ごす、あるいは鑑賞することで終わってしまう。
    自分で体験し、人生を精いっぱい実感して生きるべきなのだ。
    感情的、精神的、肉体的なレベルを高めるには「どうするか」を知ることだ。それが「足るを知る」ことである。
    他者との関係で喜怒哀楽を共にする新しい出会いに胸をときめかす、希望をもって行動する機運が満たされた、そうした心の状態であって、この状態で生きると覚悟を決め、これで行くんだという情熱が満たされた事を言う。

  8. まろ@管理人 より:

    コメントありがとうございます。
    ちょっと文章が難しいですが、「他者との関係」こそが一番大事なんだろうな、っていうのはなんとなく実感として分かります。