個人で社会や環境を意識した投資を目指す、ってのは天然記念物らしい。
私がたまたま表に出てしまって、目についただけなんだろうけど…。
でも、よーく考えてみると、そんなに珍しがられるほど特別なことでもない。
投資哲学みたいなものを探し求めていたときに、
たまたまESG投資って考え方に出会い、パズルの1ピースが埋まっただけ。
勝負事って、勝ち負けだけにこだわったら、どこかで飽きてしまう。
システマティックに結果だけ追うのは機械のやること。
心も思考も死んでいる。。。
楽しんで続けるためには、結果と同じくらい、過程にもこだわる必要がある。
長く続けている投資家なら、きっと誰もが美意識や美学を持っているはず。
私の考え方も、数ある投資家の美意識の一つでしかないんだよね。
昨日読んだ対談本、羽生善治×茂木健一郎「自分の頭で考えるということ」で、
「少なくとも私は将棋の手を考えるとき、自分の思考プロセスはまったく合理的でも論理的でもないと思っています。・・・もちろん勝負に勝ちたいという気持ちはあるんですけど、何かを見つけたいという気持ちもやはりある。」P74
と羽生さんが似たような考えを語っていて、少し嬉しかったりして。
でも一方で、茂木さんのこんな発言もあり、
「直感とか創造性にたいしてロマンティックな信仰を持っていた人たちは敗れつつある。それが現代の潮流です。この先もずっとそういう傾向が続くかどうか分かりませんが、とにかく今はそういう時代です。」P36
あれま(笑)
でも、サッカー界では、美学を貫き通した、バルセロナやスペイン代表が頂点に。
長くなったから最後に、ヨハン・クライフの名言でまとめようか。
「月並みなやり方をするくらいなら、自分のアイデアと共に心中した方がマシだ。」
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