5年前の28歳の誕生日。
このブログがきっかけで、生まれて初めてメディアの取材を受けていた。
当時は大投資家、ウォーレン・バフェットさんが大好きで、
株主への手紙の翻訳記事を書いていたり、純粋な投資のブログだった。
バフェットさんへの関心は、今ではすっかりなくなってしまったけど、
あの人は、「富と幸福」について、どう語っていたのだろう?
“It’s not that I want money. It’s the fun of making money and watching it grow.”
「お金が欲しいのではありません。お金を稼ぐことと、そのお金が増えていくのを見るのが楽しいのです。」
20代の頃、お金が増えていくのが嬉しかった。お金が欲しかった。
2000年の就職氷河期で、あなたは社会で通用しないのねん、と認定され、
それならお金で見返してやる!と復讐の手段に選んだのが、株式投資。
「資産形成」といった、まともな考えはなかったんだ。
“Money, to some extent, sometimes lets you be in more interesting environments. But it can’t change how many people love you or how healthy you are.”
「お金がたくさんあるために、面白い体験ができるということがないわけではありません。でも、だからといって、自分を愛してくれる人の数が変わることはないし、健康を買うこともできません。」
よく聞く話だけど、お金の面で突き抜けた人の言葉だから説得力がある。
私はあのときインタビュー記事を載せてもらったのが嬉しくて、
いろんな人に知らせたら、変な勘違いされて、悲しいことが増えた。
お金に関することで注目されても、いいことなんてないんだと実感した。
“Success is having people love you that you want to have love you.”
「成功とは、自分を愛してもらいたいと思っている人たちに愛してもらえることです。」
成功はお金では計れない。
20代のうちは勘違いしちゃうものなのかな。将来の年金不安とかあるから。
でも私はお金ばかり追いかけた20代の人生を後悔しているよ。
株式投資なんて知らなかった方が幸せだったかも、と思う瞬間だってある。
“It’s easier to create money than to spend it.”
「お金を稼ぐのは簡単だ。むしろ、使うほうが難しいと思う」
投資を通じて資産形成を、と考える余裕のある人は、
お金を稼ぐ力があって、お金を貯める習慣もある人だと思うんだ。
だから投資の力なんて借りなくても、自然と資産は増えるはずだよね。
お金をどう使うか考える時間を増やした方が幸せなんじゃないかな。
※名言と共に「富と幸福」を考えるシリーズ…その1、その2、その3
参考図書
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