遊び

世界を読み解く方法

ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」を要約・編集

ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」を久しぶりに読み直したので、頭の整理を兼ねて、要約・編集を試みた。人間文化の根底には「遊び」があるならば、今の社会で、危惧すべき状況は何か? 破綻する仕組みは何か?「遊び...
世界を読み解く方法

ホイジンガ、カイヨワの「遊び」の定義

人間文化の起源をたどれば、すべて「遊び」にたどり着く。そう解き明かした古典的名著、ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」ロジェ・カイヨワ「遊びと人間」を読み返してみようと思い立った。なんとなく遊びと今の社会を...
古典に学ぶ人生論

「知る→好む→楽しむ」と心は躍る/「論語」雍也第六

ブログに良いタイトルつけたなぁと思わせてくれる論語の一節。「子の曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」(論語・雍也第六の二十)ごく簡単に言うと「知る < 好む...
投資哲学を求めて

荘子「不測に立ちて無有に遊ぶ」

荘子の「遊」にまつわる記述はとてもおもしろい。以前はありのままに生きることの大切さを説いた「遊」を編集したが、 荘子「無窮に遊び、心に天遊を!」今日は投資の心得にも通ずる「遊」についてまとめておこう。...
世界を読み解く方法

プラトンの神遊び/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」

ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」に触れた記事が最近人気。遊びこそ文化の起源/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」 遊び上手だった日本人/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」 ウェブ上にこの本について言及したページが...
古典に学ぶ人生論

荘子「無窮に遊び、心に天遊を!」

今月のNHK"100分de 名著"が「荘子」なので、私が好きな荘子のフレーズを並べてみよう。編集テーマは「遊」。「天地の正に乗じて、六気の弁に御し、以て無窮に遊ぶ者は、彼はたなにをか待たんや。」(逍遥...
私の人生観

職業「遊び人」じゃダメですか?

本業は何ですか?にどう答えるか?アンケートなどの職業欄に何を書くか?自分でも分からないから、肩書きのない名刺に落ち着いたわけで…あえて言うなら、職業「遊び人」!でもこれに込めた想いはまったく伝わらない...
生物と生命の不思議

人間よ、ゴリラに学べ/山極寿一「サル化する人間社会」

サル、ゴリラ、チンパンジー。 ヒト以外の霊長類を研究することで人間への理解を深める。 そんな霊長類学と呼ばれる学術分野があるらしい。 先日少し引用したチンパンジーの研究に興味を持ち、心の豊かさの時代に...
私の人生観

人の命は遊び心に宿る

時間は伸び縮みする。心が満たされた分だけ、時間は速く・短くなっていく。そして本当に生きていると感じることができるのは、時計が刻む規則的な時間から飛び出した瞬間だけ。時間に追われたり、追いかけたり…。そ...
日本の美意識

遊び上手だった日本人/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」

「ホモ・ルーデンス」とは「遊ぶ人」の意味。ホイジンガは人間の本質や存在意義を「遊び」に見出し、文化は遊びのなかに生まれ、遊ばれてこその文化だと説く。そして世界の遊び表現を紹介する中で日本語にも言及。「...
お薦めの本

遊びこそ文化の起源/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」

平安時代末期の流行歌を集めた「梁塵秘抄」にこんな歌がある。遊びをせんとや生れけむ戯れせんとや生まれけん遊ぶ子供の声聞けば我が身さへこそゆるがるれ解釈はいろいろあるそうだけど、私には無邪気に遊ぶ子供の声...
名言・名文

ロジェ・カイヨワの「遊び」の定義

フリードリッヒ・フォン・シラーがこんな言葉を遺したんだとか。「人間は文字通り人間であるときだけ遊んでいるのであって、遊んでいるところでだけ真の人間なのだ。」時間を忘れて何かに夢中になってしまう…時の流...