お薦めの本 細野透「謎解き庭 龍安寺石庭」 龍安寺の石庭に思わせぶりに配置された大小15の石。古来より多くの識者が以下の3つの謎を中心に推考を重ね、何をテーマに設計された石庭なのか?5つの石組みと15の石は何を意味しているのか?どのような構図に... 2019.12.08 お薦めの本美術鑑賞
文化・思想に潜む「禅」 夢窓国師が枯山水の祖とされるのはなぜか?/夢中問答集57話 西芳寺の庭園を作庭したのは夢窓国師ではない、とする重森三玲の説があることを先日紹介した。ではなぜ作風を異にするも関わらず夢窓国師作とされるのか?またなぜ夢窓国師は「枯山水」の祖とされているのか?国師の... 2017.10.24 文化・思想に潜む「禅」
日本の美意識 禅以前の庭園造り「作庭記」 平等院鳳凰堂を造営した藤原頼通の三男、橘俊綱が書いたとされる日本最古の庭園書「作庭記」。日本の庭園美は室町時代に禅の思想と合わさって完成するが、それ以前にも日本らしさを感じさせる造園法はあった。「地形... 2014.05.20 日本の美意識
日本の美意識 石庭こそが参拝の対象/龍安寺の御朱印 ほとんどの神社仏閣でもらえる御朱印。もともとは写経を納めた証の受付印だったのだとか。今では参拝した証にもらえるものになった。だから社寺名や本尊名が記されるのが一般的だけど、龍安寺は力強い字で中央に「石... 2014.03.15 日本の美意識日本文化探究の旅
文化・思想に潜む「禅」 雪舟、芸術へ進化する禅の山水思想 日本の文化史は応仁の乱前後で切り分けて説明されることが多い。 枯山水庭園についてもまた同じ。応仁の乱の前…池泉庭園の一局部としての枯山水。 応仁の乱の後…庭全体が枯山水として独立、そして確立。 と作庭... 2012.05.05 文化・思想に潜む「禅」
日本の美意識 道元「正法眼蔵」と枯山水をつなぐ 枯山水の背景を追いかけたら、禅僧・夢窓国師の山水思想に行き着き、禅の歴史をさかのぼったら、道元の山水一如の精神があらわれた。そんな流れで道元が遺した大著「正法眼蔵」に手をつけてしまった。まずは表題にひ... 2011.10.23 日本の美意識道元「正法眼蔵」
お薦めの本 NHK美の壺「枯山水」 枯山水に関する本を集める中で見つけた、庭園鑑賞の入門書。私の大好きなテレビ番組ひとつ「美の壺」の放送内容と連動した本。このところ枯山水について、いろいろ書いてるけど、枯山水の創始者の思想…夢窓国師の山... 2011.09.19 お薦めの本
文化・思想に潜む「禅」 負が介在する山水の系譜 枯山水は、あえて水をなくすことで、水を感じさせる逆転の模写が特徴。それは禅の「無」じゃなくて「負」、すなわち「引き算の美学」なんだ。というおもしろい視点が、松岡正剛「山水思想」P407~408にある。... 2011.08.28 文化・思想に潜む「禅」