価値があるとはどのようなことか?

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ジョセフ・ラズ価値があるとはどのようなことか

価値(企業価値)と価格(株価)の差異に探すのが投資家の営みだから、
この本のタイトルにすごく惹かれたのだけど、理解不能な内容だった。

価値というからには普遍的なものでなければならない。
でも何かを価値づける際、その背景には必ず歴史や社会、個々人の好みがある。
それでは普遍的とは言えないのではないか?
というような疑問に反論していく内容なのかな?と感じた。

気になる部分としては、正当な価値の多様性とは、
「ある人にとって価値あるものが他の人々にとってそうではない」
ということではなく、
「同一の価値への人々の惹きつけられ方が一様ではない」
という事実の結果であるという主張。

このあたりは株価形成の本質と似ていて、置き換えて考えればいいかな。
普遍的な企業価値の算定方法は存在するはずだが分からない。
だから投資家はそこに多様な価値を見出し、それに応じて株価は変動する。

でも「普遍的な企業価値の算定方法」なんて本当にあるのだろうか? 
ラプラスの悪魔」であれば認識できる、というところに落ち着くのでは? 
そうすると、そもそも価値に普遍性を求めることが間違っているように思う。

「世界の意味は、世界の外側にあるにちがいない。世界では、すべてが、あるようにしてあり、すべてが、起きるようにして起きる。世界の中には価値は存在しない。もしも仮に価値が存在しているのなら、その価値には価値がないだろう。」(ヴィトゲンシュタイン「論考」6.41)

「価値のある価値が存在するなら、その価値は、「起きることすべて」や「そうであることすべて」の外側にあるにちがいない。というのも、「起きることすべて」や「そうであることすべて」は、偶然なのだから。」(ノルベルト・ボルツ「意味に餓える社会」

道徳哲学や美学の分野に登場する“value theory(価値理論)”の話らしく、
スタンフォードの哲学事典にも登場するが、哲学を英語で読む気力は起きない。
日本語で読める入門書が出るといいなぁと思うのだった。

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