レストランで彩りに使われる食用花(エディブルフラワー)。
このうち農薬不使用のものを販売しているのは、
日本で唯一「エディブルガーデン」のものだけらしいと知った。
花びらを洗ってしまったら、ふやけちゃうし、香りも飛んでしまう。
ゆえに残留農薬リスクのない食用花を使うのが当たり前でしょ、
とウェブサイトに記載があるが、ここでしか取り扱っていないということは、
今までムシャムシャと農薬花を食べてしまっていたに違いない。
しかも多くの場合、食用花は風味もなく、単なる飾りにすぎないが、
エディブルガーデンが取り扱う「YOKOTA ROSE」は、
一般的な食用バラよりも3,840倍もバラの香りが強いらしい。
食べものを口に含んだ時に、鼻へふわりと立ち上がる香りこそが、
味わいを決め手になるという研究もあるので、
「前脳辺縁系の嗅皮質に直接送られる嗅覚入力は特異な存在。辺縁系では、嗅対象として表象されたにおい刺激の分散記憶が形成される。つまり辺縁系内の嗅対象は、脳の記憶・情動系と直接連絡しあえる。さらに嗅皮質は脳前部の眼窩前頭皮質に投射し、そこで人間ならではの判断や計画といった脳機能にかかわる最高中枢と連絡する。」(ゴードン・M・シェファード「美味しさの脳科学」)
料理やスイーツに新たな可能性を存在になり得るはず。
どこかのレストランで出会うかもしれないから覚えておかねば。
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