たまたま目にした金融庁の「NISA口座の利用状況調査」。
これに統計局の人口推計を組み合わせると、
NISA口座の保有割合が一番高い年代は30歳代だった。
「投資をはじめるのに適した年齢は?」と問われたら、
35歳ぐらいまでじゃないかなと答えている。
その理由を書き出すと、
- 結婚して(平均初婚は夫31.1歳、妻29.7歳)、子供ができると将来の支出が見えにくくなり、投資をはじめることに対する心理的なハードルが上がる。
- マイホームを購入(平均40歳前後)し、住宅ローンの額次第では、そもそも投資に回す余裕がなくなっている。
- 投資を通じて様々な業界のビジネスモデルを学び、それを仕事等に生かして収入につなげるところまで考えるなら、30代前半までに数年の投資歴は欲しい。
- 自分の人生を振り返って、未知の分野を吸収する力が最も高かったのは30~35歳だったと感じているから。
簡潔にまとめるなら、
- 将来の生活費の不安が少ない時期に、ゆとりを持って、投資を楽しんでほしい。
- 若いうちに投資を通じて得られる学びを吸収して、豊かな人生を送ってほしい。
だから30代がNISAに関心を寄せている統計に出会って、
いい傾向なんじゃないかな、と感じるのだった。
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