トマ・ピケティ「平等についての小さな歴史」

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ピケティが分厚い著書3冊を1冊にまとめたというので、
本屋に見に行ったところ、厚さ2cm程度というコンパクトさ!
本棚のスペース確保のために購入した(以前の分厚い本は処分)。

個人的にピケティの著作がいいなと思うのは、
文中に登場する統計データの図表をエクセルで公開していること。

格差の歴史と現状、そしてその背景を統計データをもとに読み解く。
それがピケティの特徴だから、図表が見にくかったりするときに、
カラーの大きな図表で確認ができるのが嬉しいんだよね。

株式投資の恩恵を受けて生きている者としては、
ピケティの本には、いつも何とも言えない気持ちにさせられる。

やはり株式投資の利益に対する税金が、分離課税で20%は低すぎる。
いつか総合課税に変わって、最高税率も引き上げられるだろうね。
投資家のみなさんは反対するだろうけど、
経済格差縮小のためには避けては通れない未来だと思う。
そんなあきらめがつく一冊だ。

平等についての小さな歴史
みすず書房
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