株式十八番!さんに「株式投資に会計知識は必要か?」って記事が掲載された。
私の好みのネタだったから、この件について久しぶりに頭を整理したくなった。
私が最後にお酒を飲んだ日に「簿記・会計を学ばずに個別株投資を語るな!」
と酔っぱらって、簿記2級くらい取ってから決算書を読まんかい、と書き殴った。
そしてちょっと冷静になって次の日に「個別株投資の意義は何か?」と、
個別株投資を通じて、自分自身の価値を高めることができるのか
をよく考えて投資スタイルを選んでね、ってところでこの話が終わってる。
私の中では「個別株の投資家=簿記・会計に携わる仕事をしてる人」なのだ。
とは言いながらも、私自身は決算書に対して冷めていたりもする。
企業の決算書って会計処理の選び方によっては、意外と利益操作できちゃう。
発表済みの利益予想の近似値になるように調整とか…(→利益予想の弊害)
こんな調子だから、決算書から適正株価を出せる、と積極的に主張はしない。
どちらかというと、悪い企業を見分けるために会計の知識が有効かな。
つまり、会計の知識があると外面が良くても中身がダメ、って見抜けるってこと。
でも問題は、みんなが気づいていないような超・割安株を決算書から見抜く、
なんてハイパーな技術を私自身が身につけられてないのが難点だな…。
コメント
TBありがとうございます。
>決算書って会計処理の選び方によっては、意外と利益操作できちゃう
>悪い企業を見分けるために会計の知識が有効
>決算書から適正株価を出せる、と積極的に主張はしない
全く同感です。
合法的に利益をいじくるのは案外簡単ですからね。楽○だって、ソフト○ンクだって、マジックと言われたかつてのニッサ○だって会計操作とは言いませんが巧妙な会計トリックを使ってますしね。
そんな企業を傍目で見るぶんには面白いのですが、投資するのは躊躇います。そしてそれを見分けることが出来るのも会計の知識があればこそだと思います。
適正株価についてもそうですね。私も『適正』値は一応計算しますが、それとて主観的ですから。信用なりません^^;
会計にマジックはつきものですね。こんな技があるのかと学んでおくと、いつか仕事上役に立つかもしれません。合法的に銀行に対して決算書の見栄えを良くする、なんてことは私もやってる人だから。