リースの新会計基準によって、影響を受ける会社は、
有価証券報告書の財務諸表にくっついてる重要な会計方針で、
8、リース取引の処理方法
「リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外の
ファイナンス・リース取引については、
通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっている。」
というように、賃貸借取引と記載されている会社。
こんな会社の場合は、もうちょっと後の注記、リース取引関係の明細を見よう。
リース物件の期末残高相当額が、いわゆる簿外資産で、この金額が
新リース会計が実施されたら、ROAや株主資本比率に影響がある部分。
ほとんどの企業が、賃貸借取引を採用しているけど、
売買取引(←新リース会計にすでに対応)を採用している企業もある。
私が知ってるのは日産自動車くらい。
賃貸借取引から売買取引に変更した年の2004年3月期の決算書に注目。
実際に新リース会計基準が実施された場合、財務諸表に一体何が起きるのか?
しかし、「会計処理方針の変更」の部分に記述があるんだけど、よく分からない。
そのまま抜粋すると、
「…当連結会計年度より原則的方法である
通常の売買取引に係る方法に準じた会計処理に変更した。
この変更により、従来の方法によった場合と比較し、
売上高は17,943百万円減少し、売上原価は38,910百万円減少、
販売費及び一般管理費は624百万円減少、営業利益は21,591百万円増加、
経常利益及び税金等調整前当期純利益は17,659百万円増加している。
また、売掛金及び販売金融債権は70,670百万円、有形固定資産は66,514百万円、
リース債務は120,061百万円増加している。」
なぜ、売上高が減ったり、利益が増えたりするのだ…。
いまいち理解できない。ダメ人間なのか?
コメント
追伸
ふと思いつき、日産のIR部に直接質問メールを出してみました。
答えてくれるかな?
忘れていたけど、日産から返事がなかった。
日産は質問してもいつも答えてくれない…。