名言・名文 小魚を煮るように国を治めよ/老子「治大国若烹小鮮」 老子の第60章にこんな一節がある。 治大国若烹小鮮 大国を治むるは、小鮮を烹るがごとし。 小魚を煮るときは型崩れしないように弱火でじっくりと。 大国の統治も料理と同じだと老子は説いた。 「私は収穫の時... 2016.02.05 名言・名文中国古典
世界を読み解く方法 老子と荘子の相対性理論 中国古典の老子と荘子はセットで老荘思想と呼ばれる。 最近ようやく荘子を読んでみたら、なるほど老子に似ている。 上善は水のごとし(老子・8章) 天下に水よりは柔弱なるはなし(老子・78章) 老子は「水」... 2014.04.15 世界を読み解く方法中国古典
古典に学ぶ人生論 しなやかな水のように/老子(8、67、78章) 「弱さ」にこそ「強さ」の源がある。 こんな不思議な反転を初めて指摘したのは、老子だと思う。 私の考える老子の根幹は「水のようにしなやかに国を治めよ!」。 「しなやかに生きろ!」と人生訓に読みかえること... 2013.04.28 古典に学ぶ人生論名言・名文中国古典
道元「正法眼蔵」 無欲にして万物の妙を見る/道元「身心脱落」 無欲であれば万物の本質(妙)に迫ることができるが、 欲があればその表面上の形(徼)に触れることしかできない。 「常に欲無くして以て其の妙を観、常に欲有りて以て其の徼を観る。」 老子の冒頭で語られた金言... 2012.11.17 道元「正法眼蔵」中国古典
古典に学ぶ人生論 水を好んだ「老子」の教え 昨日、引用した老子の78章について、その前の部分も紹介すると、 この世の中には水よりも柔らかでしなやかなものはない。 しかし堅くて強いものを攻めるには水に勝るものはない。 水本来の性質を変えるものな... 2010.07.20 古典に学ぶ人生論中国古典
古典に学ぶ人生論 優しくなりなさい、そうすれば勇敢になれる 一体誰がこう訳したのか、調べても分からなかったのだけど、「老子」67章で三宝(3つの宝)について語られた部分。 優しくなりなさい、そうすれば勇敢になれる。 つつましくなりなさい、そうすれば広い心を持て... 2010.07.19 古典に学ぶ人生論中国古典