現世と異界の時間の進み方。浦島太郎と竹取物語より。

この記事は約1分で読めます。

死後の世界が人々の心の中に実在した時代。
現世と異界の間には、はっきりとした境界線があり、
たとえば黄泉比良坂の向こう側が死者の世界だった。

そして現世と異界では流れる時間が違う。

昔話では一定の法則を持って描かれていたようで、

  • 浦島太郎の竜宮城での3年間は人間界の700年
  • 竹取物語のかぐや姫は3ヶ月で成人の姿に

現世の人にとっては異界の時間はゆっくり進み、
異界の人にとっては現世の時間の早く進む。

おそらくこれは死後、異界の人となったものの体が、
あっという間に腐敗してゆくさまから来たものだろう。

私たちの時間感覚は機械時計の登場により
時を均質なものへ変わり、誰もが共有できるものになった。
もちろん経済発展のためには不可欠な要素だったけど、

それは同時に見えないものを感じる力みたいな、
かつては持っていた能力を失うきっかけだったんだろうね。

コメント