1616年に現在の地に移転した神田明神。
「赤」がキツくて日本的ではないのは、
当時の国際事情が背景に?という話をした。
この視点を頭において、
赤坂の2つの神社を比べて観賞するとおもしろい。
- 日枝神社(1659年に現在の地へ)
- 赤坂氷川神社(1729年に現在の地へ)
日枝神社は四代将軍家綱、氷川神社は七代将軍吉宗の時代。
日枝神社は神田明神同様のケバケバ系なんだけど、
質素倹約の吉宗の時代の氷川神社はおとなしめの色づかい。
両社の門構えを比べるだけでもよく分かる。
東京にある神社で中国的な雰囲気のものに出会ったら、
江戸時代初期に移転されたものと疑ってみるべきかも。
そしてお金がなくなって、本来の日本を取り戻したこの感じ。
これからの日本でも、わび・さびへの回帰が起きないかな。
コメント