統合報告にも目次読書術が有効

この記事は約1分で読めます。

統合報告

最近、急速に立ち上がってきたIRのかたちだ。

今のところ私の捉え方はこんな感じ。

私たちの社会は資本市場が発展して以来、

貨幣価値の仲介がなければ語れないものが増えてしまった。

企業の見方においても「業績」や「株価」が重視されがちだが、

「社会」や「環境」も併せて編集し直そう、という動きだろうか。

投資家は新しい形の報告書にとまどうかもしれないけど、

目次に各社の特徴が現れるようだから、読書と大差はない。

  1. 古典や小説以外は、まず「目次」を読むことが重要
  2. 目次で著者の伝えたいことに捉えた上で読み始める
  3. 初めから読まずに目次から読みたい部分に飛ぶのもOK

目次が整理できていなかったり、目次に特徴がない本は、

著者の情報編集能力に問題があるからきっとつまらない。


統合報告もこうした読み方が有効になるだろう。

企業の良し悪しは、新しいもので「違い」を創ることではなく、

複数のものを組み合わせる「編集力」次第
だと私は考えている。

だから統合報告が広まれば、目次に目を通すことで、

投資に値する企業がどうかをすばやく取捨選択できるかも。

コメント