ナイキとアディダスが二強のW杯。国内メーカー、アシックスの現状は?

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ワールドカップ出場国へのユニフォーム供給メーカー

テレビを付ければ常にトップレベルのサッカーの試合が流れている。

そんな4年に1度の幸福な日々が終わり1ヶ月が経過した。

今になって気がついたのだけど、

優勝したフランス代表のユニフォームのロゴがナイキになっていた。

1998年フランス大会の時はアディダスだったがナイキに乗り換えたのか。

1994年アメリカ大会以降の出場国へのユニフォーム供給メーカーを見ると、

1998年大会からナイキとプーマが参入し、三つ巴の戦いとなっている。



グループリーグを突破した国を色付けしてみるとプーマがさえない。

1998年大会以降は2006年大会のイタリア(プーマ)を除き、

すべてナイキかアディダスがスポンサーの国が決勝に進んでいる。

つまり優勝候補と称される国はナイキとアディダスが抑えているのだ。

企業規模でもナイキ・アディダスがプーマに大きく差をつけており、

スポンサー契約への投資額で二強に対抗するのは難しい状況と言えるだろう。

1998年大会の日本代表はアシックス

日本代表が初めてワールドカップに出場したフランス大会。

そのユニフォームには国内メーカーのアシックスのロゴが付けられていた。

当時の日本代表のユニフォームは大会のたびにロゴが変わり、

アシックス、アディダス、プーマの三社で持ち回りのようになっていた。

2002年大会以降はアシックスが競り負け、アディダスで定着したということは、

ワールドカップ常連国として認められた証といったところだろうか。

アシックスもこの十数年、海外売上を伸ばすことで売上が約3倍と急成長したが、

ナイキ・アディダス二強は遥か彼方の存在というのが正直なところ。

アシックスの今後の有望事業は?

ナイキ・アディダスよりも機能性が優れているのがウリのようだが、

一般の人がスポーツを楽しむ際には機能よりデザインでシューズが選ばれる。

という壁を超えられないのがアシックスの弱点のようだ。

しかしアシックスの機能性が大きな可能性を秘めた分野もある。

アシックスウォーキングの女性用のパンプス

足が痛くならないことに感動した妻が周囲に話していたら購入者が続出。

手持ちの靴をすべて手放して、アシックスに代えた狂信者まで現れた。

先月末には
銀座にビジネスシューズの直営店もオープンし、

アシックスもいよいよ本腰を入れはじめたのだろうか。

ただしデザイン的にはやはりイマイチのため、

女性向けファッション誌で取り上げられているのを見たことがない。

二強の背中を追って、東京五輪向けに広告費を使うくらいなら、

優秀なデザイナーに投資すれば、この分野は大きな成長の余地があるだろう。

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