キャシュフロー計算書で将来への投資を見る

カルロス・ゴーン就任後の日産自動車は、V字回復の演出を代表として、
会計処理を変更して利益を操作したりするから、長期投資には不向き。
自動車会社が欲しいなら素直にトヨタを買え、というのが持論。
 → 関連記事「会計処理方法の変更から読む」(06/09/05)

日経平均がバブル崩壊後の最安値と騒がれた数年前から、
トヨタと日産の株価を比較してみると完勝!に見えるけど、
 → Google Finance TM・HMC・NSANYの比較 [2003/5/2~]
   日本語で↑こういう便利なのはないのかなぁ。誰か知らない?
私はまだまだ決算書の読み込みが浅かった、ってことを
小宮一慶1秒!で財務諸表を読む方法で思い知らされた。

小宮氏はリバイバルプラン後のキャッシュフロー計算書に注目し、
2000年3月期、2001年3月期の営業CFの減価償却が、
投資CFの有形固定資産の取得を上回っている
ことを指摘。
経営再建のため、将来への投資を抑制せざるを得なかったため、
ハイブリッド技術や燃料電池の開発でトヨタやホンダに遅れをとった。

これこそが今のトヨタと日産の業績・株価の差を生んだ原因だろう。
将来への投資を怠ってでも利益を捻出しようとしていないか?
決算書でその辺りもちゃんとチェックしておかないとダメだね。

ちなみに、小宮一慶「1秒!で財務諸表を読む方法」は、
1秒だけ財務諸表を見るならとりあえず流動比率を見る、
と語っているだけで、表題のような神業は身につかない。
表題がウソなことを除けば、会計を使って企業や世の中を読み解く良書。
スタバではグランデを買え!」が会計からの切り口になった感じ。



コメント

  1. staygold より:

    こんにちは。
    私も、キャッシュフローや貸借対照表の見方をもっと学びたいなと思い、昨年末から「ざっくりわかるファイナンス」と「社長になる人のための決算書の読み方」の2冊を読みました。日産の件など言われてみれば、なるほどと思うのですが。自分で決算書を見て、そういうのを見つけられるようになりたいです。
    期間指定の比較チャートは、以前はライブドアファイナンスでできて、すごく便利だったんですが。サービス終わっちゃいましたしね。私も知りたいです。http://kabuohazimeru.blog22.fc2.com/blog-entry-192.html

  2. とよぴ~ より:

    >日本語で↑こういう便利なのはないのかなぁ。誰か知らない?
    単純にYahoo!ファイナンスはどうですか?
    http://quote.yahoo.co.jp/q?s=7203.t&d=c&k=c3&c=7201.t&p=m130,m260,s&t=ay&l=on&z=m&q=l
    10年の比較チャートにすると日産が微妙に再逆転しますね?
    もと(基準日)の株価が安いせいもあって(笑)
    期間を5年にするとまろさんの図表と同じような結果になります。

  3. まろ@管理人 より:

     staygoldさん、ライブドアはそんなのやってたんですか。
     ホリエモンが逮捕される前から決算書が変で(特にB/S総資産の急拡大が気持ち悪かった)、嫌いだったからライブドアのサービスは利用したことなかったです(笑)。後で振り返る形ではなく、タイムリーに決算書から未来を予測して楽しめるようになりたいですね。
     とよぴ~さん、違うんです。
     特定の日、今回の場合は日経平均最安値の2003年4月末近辺からの比較がしたいのです。Yahooだと今から5,10年前が始点に固定されちゃうところが不便なんです。。。ついでにGoogleの場合、比較対象を増やすことができるので、記事内のリンク、おまけでホンダも付け加えてみました。