最近、なるべく新聞を読まないように心がけているが、
新聞を読んだ人が花王と資生堂の海外売上高比率が停滞している!
日本企業は国際化が遅れている!と力説していたで該当記事を探してみた。
ありゃー、たった3期分の推移グラフとは、なんという手抜き…
ここ2,3年は為替相場が円高だから、これじゃよく分からないよ。
というわけで、1999年3月期~2010年3月期の状況を自分で調べると…
花王と資生堂の海外進出について、一緒にして語っちゃダメなのは明らか。
さらに営業利益の海外比率も調べてみると…
正直ここまでとはびっくりで両社の海外にかける想いは天と地の差。
先週、資生堂が株主総会前に役員報酬を開示して話題になった際、
カーステン・フィッシャー取締役の報酬が前田社長より高いって事実が判明。
こんなところにも、海外進出への意識の差が現れてますな。
※フィッシャー氏は、2007年にP&Gからスカウトされて資生堂にやってきた。
10年単位で投資を考えるなら、花王より資生堂。
もしかすると将来、花王はP&Gかユニリーバの日本支社になってたりして…。
私は「日本女性の美しさ」が日本が世界に誇るブランドのひとつだと思う。
これを「一瞬も一生も美しく」と支援し、日本の良さを海外へ発信する資生堂。
この間、私が探してた、日本の意識レベルの高い分野って、これかもね。
すでに私、P&Gとユニリーバの株主だから少し迷う。
※4年後に→海外へ出る資生堂。日本にこもる花王。(14/06/26)
コメント
まろさん、こんにちは。
「10年単位で投資を考えるなら、花王より資生堂。」
そうですね、わかります。
わたしはP&Gやユニリーバは持っていないですが、
投資したいなと思ってます。
資生堂もいいなと思いますが、
それでもP&Gやユニリーバと比較すると
そこまでの魅力を感じないですね。
そうなんですよね。
花王と比べれば間違いなく資生堂なんですが、P&Gやユニリーバと比べてしまうと、オヨヨなんです。
最近、あつまろさんの記事を拝見していて、なんか欲しがる外国株がそっくりだなぁと、こっそり笑ってます。
コカ・コーラ、P&G、J&J、ユニリーバ…。これにHSBCを加えると、私の5大海外投資先。
P&Gとかすごいですからね
テレビでみたんですが 配っちゃうんですよ
インドとかの貧しい村に
石鹸とかこうやって使うんですよーとかいいながら
その子たちが全部未来の顧客になることを考えてるんですね
meseyanさん、
P&Gやユニリーバは、自社の製品で人々の生活スタイルを変え、さらには顧客にしてしまう、すごい力を持ってますね。コカ・コーラだと「アメリカ、うざい」と敬遠されてしまいそうですが、この手の日用品なら…。