夢と現実のあわいで

季節外れの花火を静かに眺めながらぼんやりと。
去年の今ごろ夢見てた未来は、何1つ実現しなかったな、って思い出す。
でも、心身ともに壊れた年初のゴチャゴチャを振り返れば、
今もこうしていられることを「ありがたき不思議」と感謝すべきかな。

思ひかけぬは死期なり。今日までのがれ来にけるは、ありがたき不思議なり。しばしも世をのどかには思ひなんや。-徒然草137段
一日の命、万金よりも重し。・・・人、死を憎まば、生を愛すべし。存命の喜び、日々に楽しまざらんや。-徒然草93段

ただ、未来のために大切な今が、グダグダにならないよう気をつけないと。
目的を遠くへ置き、現在を不確実な未来の手段にする人生はみじめだから。
今、この時を味わうことに集中できなければ、

分別みだりにおこりて、得失やむ時なし。惑ひの上に酔へり。酔ひの中に夢をなす。走りていそがはしく、ほれて忘れたる事、人皆かくのごとし。-徒然草75段

損得の計算ばかりして、自分を見失い、夢と現実を行ったり来たり。
夢現(ゆめうつつ)で、人生そのものが「ありてなければ」状態に…。

後から振り返って「夢が叶ってた~♪」と気付くくらいがちょうどいい。
いろいろ考えずに、目の前のことをおもしろがることが大切なんだ。
最後は兼好さんではなく、私の好きな所ジョージさんで締めとこうかな。

何事も準備万端整えて始めるより、半端な用意でもどんどんやり始めてあわてたりするのが、楽しいんですよ。そういう考えでいると、春夏秋冬、いろんなことがあって退屈しないし、いっぱい達成感がもてると思う。
所ジョージ「所さんにまかせなさい」P56より