知性崩壊の日本が到達した原発ゼロの夏

原発ゼロの夏。
超短期的な視野で電力需給だけを見ればOKだけど、
長期的に日本の経済・産業がどうなるかは別問題。
なんでこんなことになってしまったのかな。

原発は危ない。悪である。だからもう止めよう。

原発ゼロに至る意志決定のプロセスはこの程度。
事故を糧により高いレベルを目指す!
というのが本来人間が持っている知性のはずなのに…。

21世紀の脅威は明らかな悪意に起因するものではなく、
善意ではじまったものが何かの拍子に猛威を振るうこと。
サブプライムローンに始まる金融危機もこの系譜だし、

  • ヒロシマは「」をなそうとして起きた道徳的な破滅
  • フクシマは「」をなそうとして起きた産業的な破滅

という違いがあったのだけど、
感情的にフクシマをヒロシマの方へ混ぜちゃった。
この当たりの知性崩壊の具合に日本の将来が不安。

中沢新一「日本の大転換」でもそもそも原発は日本の方法知に合わなかった?
なんて指摘を中沢新一「日本の大転換」がしていた。

本来は生態圏にはない外部の存在を持ってきたのが、
一神教の思想システムであり、原子力技術も同じ。
だから多神教の伝統の持つ日本の手に負えないと。
面白い視点だけど、そういうことなのか???

いずれにせよ日本が原発に頼るのはもう無理。
「悪」として徹底的に叩いちゃったせいで、
管理・運営を担う技術者が急速に減っていくだろうから。
ただ投資家としては国内産業の行く末が不安すぎる!