宇宙と投資のとりとめのない話。10次元の分散効果、宇宙工学なデイトレード。

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先日のrennyさんとのポットキャスト収録で読んだ、
スパークスamさんの月次レポートに出てきた分散投資の話。

「ポートフォリオ理論上、投資している銘柄内容が高度に分散されていれば、10銘柄程度の組入れでも、分散効果は十分発揮されると考えています。」(スパークス・新・国際優良日本株ファンド 2017年12月のレポート)

これについて話している時に「10」と言う数字が気になって、
なんとなく超弦理論が頭にからみついてきた。

超弦理論は空間9次元、時間1次元の10次元でなければ、
光子が質量を持ってしまうので特殊相対性理論と矛盾
する。

ポートフォリオのリスク・リターンを検証する時に計算すると、
2銘柄なら2次元、3銘柄なら3次元のグラフで可視化できる。
数学上は4次元以降も計算できるけどグラフにはできない。

この世界が10次元なら分散効果も10銘柄がピークなのかな
なんて訳の分からないことを考えてモヤモヤしている。

もうひとつ宇宙と投資に関する話で、
JAXAで宇宙工学を研究する方の著作にこんな一節がある。

「カオスに対する工学の態度ははっきりしている。とにかくカオスを避けることだ。たとえば三体問題と言えども、その一瞬一瞬ではきちんと方程式に従うから、短い時間だけなら動きを予測できる。だからこまめに観測して、少しだけ動きを予測して、ずれている分を修正して、また観測して、予測して、修正する。計画通りにいかなかったことは、計画通りにいかなかったまま受け入れて、改めてその誤差も含めた目標を設定し直して前に進む。そうやって、予測不可能な状態に陥る前に最善の手を打ち続けるのだ。」(久保勇貴「ワンルームから宇宙をのぞく」

宇宙工学って感覚的にはデイトレードに似ている
人を月まで運んだり、はるか彼方の小惑星に探査機を着陸させたり、
そんな宇宙工学と同じような繊細さで株売買ができれば、
デイトレーダーとして成功できるのかもしれない。

私はカオスを待ち構えて、飛び込むだけの大ざっぱな投資家だ。

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