グルジアが缶コーヒーになっていた

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「グルジア」と覚えたはずの国名が「ジョージア」になっていた。

ビルマ"Burma"とミャンマー"Myanmar"とは違い、

アルファベット表記は"Georgia"のままで変更なし。

ロシアとの関係悪化からロシア語の響きを持つ「グルジア」から、

英語読みの「ジョージア」へ国名の読み方を変更したのだとか。

去年の4月に外務省でもこんな報道発表がされていた。

ふと1990年前後に活躍したサッカー選手"Ruud Gullit"を思い出した。

オランダ語の「Gu」は濁らないから当初「フリット」と読まれていたが、

彼の活躍したイタリアでは"fritto(フリット)"は揚げ物料理。

本人が英語読みの「グーリット」に表記を変えて欲しいと希望した。

フリットからグーリットに表記が変わったときは、

もともと力強い選手がより怖い存在になった印象を受けた。

でもグルジアからジョージアは缶コーヒーみたいだ。。。

「名は体を表す」という言葉もあるくらいだから、

名前や名称の違いによる印象の変化は結構大きい。

私も結婚にあたり妻が「吉田」姓になるのは気の毒な気がしたが、

「運だけで生きてきた人が名前を変えちゃダメ!」の一言で(笑)、

これまでどおりの「吉田」に落ち着いた。

ところでジョージア自身が2009年に呼称変更を要請しているのに、

日本政府が正式に変更するまで数年かかったのは、

ロシアとの関係を考慮してのことかと思ったが…

そんなに深い意味はなく、同国の本気度を確認していたとか。

過去にはオーストリアが「オーストリー」と呼んでと働きかけたが、

オーストラリアとの区別を!というレベルだったから却下されたようだ。

「倭」「大和」「日本」であればだいぶ違う印象だけど、

日本を「にほん」と読むか「にっぽん」と読むかの程度の話かな。

ちなみに日本の読み方については国会答弁が残っており、

  • 日本国号に関する質問主意書(質問答弁/2009年6月)

そんなのどちらかに統一する必要ないじゃん、という見解だった。

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