ケヴィン・ケリーから見た日本の独自性

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テクノロジーの分野の「予言者」とも称される、
ケヴィン・ケリーへのインタビューをまとめた一冊、

インタビュアーが日本人ということで日本にも言及している。

「一番重要な点は、日本があらゆる面で他国と異なっているということです。というのも、ニューエコノミーが支配する世界では、すべてのイノベーションや富の源泉は、他と違っているということなのです。他人と違った考え方やアイデアを持っていなくてはなりません。日本人の考え方の違いは力です。」

すべてのイノベーションと富の源泉は他と違っていること

ちょうど前回まとめた日本株投資法の根幹にある考えは、
まさにこの一言に凝縮されているように思う。
近年は他との差異が間違った方向へ進んだ「ガラパゴス化」ばかりが
自虐ネタとして扱われるが、長所と短所は表裏一体なのだ。

ちなみにケヴィン・ケリーが指摘する日本が他国と異なる具体例は、

  • 岩や土、木ばかりか、機械にも魂があるという感性。ロボットに対する見方の違い。
  • 合意に基づいた働き方。邪魔になる場合もあるが、役立つ場合もある。
  • メンテナンスは世界一。式年遷宮をはじめ、千年以上の歴史を持つ酒蔵や旅館の存在。
  • 小型化する技術に長けている。

日本の美意識を探求することで見えるものがあるはず。
意外と私の株式投資のリターンの源泉は、
投資を入口に様々な分野に関心を広げて楽しむことなのかも。

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