昨日たまたま購入した食パン（1斤302円）の背景が素晴らしく、
高級食パンで行列に並んでいる場合じゃないぞ！という話。
その食パンというのが、
ウェブサイトだけでなく、店頭でもらったチラシもよくまとまっている。
ネオニコチノイド系農薬不使用の国産小麦を使用というのを見て、
これって私が生涯、住友化学に投資しない理由の農薬だ。
- 住友化学が抱えるミツバチ失踪の巨大リスク！（15/12/02）
当時、住友化学の会長が経団連会長だった恩恵なのか、
日本では世界と逆行してネオニコチノイド系農薬の規制が緩和。
※ネオニコチノイド農薬：各国の規制状況（有機農業ニュースクリップ）
この農薬を販売する住友化学は、目先の利益と引換えに、
将来的に補償不可能な額の訴訟リスクを背負うことになった。
（昆虫による送粉サービスの経済価値は約4,700億円という試算も）
それなら輸入小麦を使ったパンを買えばいい、とはならないのが、
除草剤グリホサート（プレハーベスト・ポストハーベスト）の存在。
日本の主たる輸入元であるアメリカ・カナダ産の小麦からは、
ほぼ100%グリホサートが検出されている。
※小麦製品のグリホサート残留調査（農民連食品分析センター）
というわけで、食パンに使用する小麦について、
きちんと情報開示をしているラ・テールの食パンは偉い。
ちなみに行列する有名な高級食パンの材料の情報開示を調べると、
乃が美（1斤432円）
- 小麦…カナダ産1CW等級を100%使用
- 乳化剤・着色料・保存料・香料無添加
銀座に志かわ（1斤432円）
- 小麦…最高級のカナダ産小麦粉
- 独自のアルカリイオン水がウリ
白か黒か（1斤432円）
- 材料に関する情報はバターが国産のみ
panya芦屋（1.5斤702円）
- 厳選した小麦粉（産地不明）
- 卵・はちみつ・マーガリン不使用の完全無添加
ちなみに昨夜19時すぎにラ・テールで食パンを買ったが売れ残っていた。
こういう店の食パンこそが売り切れる世の中であって欲しいと思うのだった。
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