投資家が取引をする意思がないのに、証券口座にログインするのはどんな時?
そんな研究をした人がいたらしい。
論文内のグラフが一目瞭然なので紹介すると、
黒の折れ線がS&P500、灰色がログイン状況の推移を示している。
株価が上昇すると投資家はひっきりなしにログインをして、
下落すると株価を確認することを避ける傾向にあったという。
保有株の価値を確かめる行動は満足感を得るため。
よって市場全体が上向きになると、保有株もそれに倣っていることを期待し、
逆に下落しているときは、現実から目を背けようとする。
人はネガティブな情報には目をつむり、ポジションな情報を求める傾向にある。
ダチョウ(オーストリッチ)が危機が迫ると、
頭を砂の中に頭を埋めると言われていることから(どうも迷信らしい)、
悪い知らせから目を背ける行動を「オーストリッチ効果」と呼ぶそうな。
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