資産運用の出口戦略って?

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先日、資産運用の出口戦略について問われ、うまく答えられずにモヤモヤした。

私は世間的には出口に達した個人投資家と言えるのかもしれないが、
特に出口という意識はなく、投資に対する考え方を変えながら運用を続けている。

大学4年生だった2000年の春から投資をはじめて20代のうちは、
とにかく資産を増やすことが第一義に突き進んでいた。

投資のために学んだ会計の知識を使って、思いがけない成功をしたことや、
金融危機という千載一遇の機会に巡り逢えたことで、資産形成は順調に進んだ。
それに伴って、30代前半からは株価の値上がりを追うよりも、
株主として誇れる会社を長期で保有し、配当を得ることを重視するようになった。

そして配当収入という土台を得たことで、30代半ばからは思い切って、
白楽天の詩で言うところの「中隠」生活へ移行している。

投資をはじめてからの19年間をざっくりまとめるとこんな感じ。

その時々の人生に合わせた証券市場との付き合い方を考え続ける
というのが私の姿勢で、たぶんこの世を去る時はじめて出口に達する。

おまけ:バフェットからの手紙2005年版より

Unlike many business buyers, Berkshire has no “exit strategy.” We buy to keep. We do, though, have an entrance strategy, looking for businesses in this country or abroad that meet our six criteria and are available at a price that will produce a reasonable return.

※six criteria : Annual Report についてる Acquisition Criteria のこと

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