ファンド名にESGを入れるのは当たり前すぎてダサい?

これまで2回にわたり、社会を意識した投資をしたい!と願う人が、
投資を検討するに値する投資信託が「結い2101」以外にないのか?

という視点でJSIF発表のリストを元に検証してきた。

検証を進める中で、ふと疑問に思ったことがある。

サステナブル投資に該当する投信が漏れている?

JSIFの投信リストを検証する中で、国外に投資する投信が残らないなぁ…
とぼやきながら、リストにはないことに気がついたファンドがあった。

コムジェストamの株式投資にはESG評価が必ず組み込まれており、
当たり前すぎてファンド名にそれをPRする文言を入れていないのだろう。

でもそれゆえにJSIFでリストアップする際に見落としてしまった。
私も確認しているが、投信協会の新規設定リストを追っているので、
新規設定の量が多すぎて目を引く名称ではないと読み飛ばしてしまうのだ。

今回の検証では純資産残高10億円未満を切り捨てているので、
いずれにせよ検討対象外にはなる投信だったので結論には影響がない。

しかしここでふとした疑問が生じた。

SRIやESGを前面に出すのは時代遅れ?

ESG評価?そんなの長期投資の当たり前でしょ?と特別アピールしない、
コムジェストのような外資系運用会社が存在していたり、

三井住友信託銀行も2015年にすべての国内株式アクティブファンドで
ESG情報を投資対象企業の経営評価に使っていると発表している。

いまや真面目に長期投資に取り組んでいる運用会社にとっては、
SRIやESGを前面に押し出すことは「ダサい」のかもしれない。

となると 商品の差別化には「情報開示」が重要なのは言うまでもない。
考え方によっては、ESGを冠した新たな投信を作るのではなく、
既存の投信の投資先企業の分析にESG評価を考慮している旨を、
月次報告書で明示することで、新たな顧客層を開拓することができるのでは?

JSIFで投信をリストアップする役目はそろそろ終わりと言えるかも。
日本でSRIが珍しかった時代だからこそ、存在価値があるものだったのだ。
今後はSRIやESG投資にまつわる情報開示の優れた投信を評価する、
といった方向へ切り替えていく必要があるのだろう。

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