ESG投資(PRI・責任投資原則)

この記事は約2分で読めます。

COP15が"留意"とか、なんじゃそりゃ?な終わり方をして、うーん。。。
国同士の話し合いでまとまらないなら、遠回しに攻めていくしかないから、
私はこうして投資のブログ書いてるので、責任ある投資行動について考えたい。

例えば、未来に悪影響を及ぼすような企業に市場から退場を促すような投資、
とか、これこそが真のアクティブ運用だ!と胸を張れる何かを探したい。

自分の投資額なんて少額だから関係ないよ、って考えてしまいがちだけど、
株式投資ができる金銭的余裕があるのは、世界でもごく一握りの人だし、
先進国では年金基金を通じた資金だって動いてる。日本人なら無関係ではない。

年金基金や運用会社の世界には、国際的な責任宣言があるらしい。
2つの国際機関が共同で作った
・UNEP Finance Initiative (国連環境計画金融イニシアチブ)
・UN Global Compact (国連グローバルコンパクト)
The Principles for Responsible Investment"(責任投資原則)。
この6つの投資原則のうち、はじめの3つをピックアップすると、

  1. We will incorporate ESG issues into investment analysis and decision-making processes. (私たちは投資分析と意志決定のプロセスにESGの課題を組み込みます)
  2. We will be active owners and incorporate ESG issues into our ownership policies and practices. (私たちは活動的な株主になり、株主としての方針や慣習にESG問題を組み入れます)
  3. We will seek appropriate disclosure on ESG issues by the entities in which we invest. (私たちは、投資対象の主体に対してESGの課題について適切な開示を求めます)

ここで繰り返し登場するESGっていうのは、
環境(Environmental)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)のこと。
最近は、SRI (Socially Responsible Investment:社会的責任投資)よりも、
"ESG投資"って考え方が世界の主流になり始めている模様。
→資料「欧州主要年金基金のESG投資事情」(大和総研)

ただ問題は定性的な話になると、投資信託にした場合、信託報酬が高くなる。
人は結局、責任うんぬんより、楽な方に流れてしまいがちだから、
お金をばらまいておしまいのインデックスファンドにかなわないよね。
個人でESGを投資の意志決定に反映するのは、かなり難しいけど挑戦したい。

コメント