料理旅館として名高い「比良山荘」でお昼ご飯。
松茸をはじめとする様々なキノコをいただいた。


なんでも今年は松茸はもちろん他のキノコも、
収穫量が激減していて貴重品になっているのだとか。
その原因は世間を騒がせている熊問題。
キノコ狩りに山へ入るのが控えられているから。
人と熊の遭遇頻度が増えてきている理由を調べてみると、
下記のような仮説が示されていることが多いようだ。
- 主食であるブナやミズナラなどの木の実が不作の年に熊が人里に降りてきやすくなる。(木の実の不作と温暖化の関係は不明。夏に高温が続くと豊作になるというデータも)
- 農村や山村で高齢化・過疎化が進み人口が減る一方で、熊は個体数を増やしており、クマの生息地と人間の生活圏との境界線に変化が起きている。(原発事故後の福島で人がいなくなった区域が猪や鹿だらけになったのと同じイメージ?)
- 熊の狩猟・捕獲が減ったため、人間に追われるなどの恐怖体験をする熊が減り、人間を警戒しない個体が増えている。
- 山際の土地で耕作放棄された柿や栗などが実る果樹が、熊にとって栄養価の高い餌場になり、人里に出没しやすくなった。
1番目以外は日本の人口減少に繋がる話だからどうにもならない。
日本列島における人間の生息域が縮小していくということか…。
そこは今まで考えたことがなかった!


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