関ヶ原の戦いは旧暦9月15日、現在の暦で10月21日の出来事。
狙ったわけではないがほぼ同時期の10月22日に初めて現地を訪れた。
到着したのも開戦時刻(午前8時頃)と変わらぬ午前9時前。
この日は気温が13度くらいでかなり肌寒く、当時も同じような気候なら、
前日の夜から明け方にかけて両軍が布陣したそうだから、なかなかに過酷。
体感気温よりも不思議だったのは、戦場がこじんまりしていたこと。
こんな狭い場所で両軍併せて10~15万人が激突とは…
たとえば三成が陣を引いた笹尾山に登ってみると、
西軍優位にしびれを切らして家康が軍を進め、指揮をとった場所は、
笹尾山から目視で分かるような位置関係で数百m程度しか離れていない。
以下の写真は三成陣から見た家康陣(赤矢印のあたり)
こんな距離感で様々な旗印が入り乱れ、寝返りまであった中で、
渦中の人々は敵味方の区別ができて戦えていたのだろうか?
足軽の立場から考えてみると、無茶苦茶な戦だったのでは?
現地に行ってみなければ分からない貴重体験だった。




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