一生に一度は関ヶ原に足を運ばなければ!
ということで、旅行前に関ヶ原の戦いを予習中。
最近出版された以下のような本を読んでいたら、
- 白峰旬「新視点 関ヶ原合戦」(2019)
- 日本史史料研究会「関ヶ原大乱、本当の勝者」(2020)
- 笠谷和比古「論争 関ヶ原合戦」(2022)
- 黒田基樹「徳川家康の最新研究」(2023)
関ヶ原の戦いといえばこれ!
という名場面の真贋が論争になっていることを知った。
具体的には小説、ドラマ、ゲームでたびたび目にする、
- 直江兼続による直江状
- 小山評定で上杉討伐から関ヶ原へ
- 家康から秀秋への問鉄砲
今回読んだ本の中では、白峰旬さんが一次史料から否定し、
笠谷和比古さんは創作とは断言はできないと説いている。
江戸時代に家康の活躍が伝説化された上に、
第二次大戦後、軍事史研究が歴史学界から忌避されたため、
まだ正しい歴史が何か定まっていない、という状態のようだ。
とてもおもしろい指摘をしていたのが黒田基樹さんの本。
NHKの大河ドラマに取り上げられると、研究が進むらしく、
真田丸(2016)の時代考証を担当した際に実感したという。
今回、関ヶ原関連で脱線して手に取った一冊、
- 加来耕三「立花宗茂」(2021)
新書で宗茂単体で書かれている本があるのか!と喜んだが、
まるまる一冊宗茂でまとめるのは難しかったようで…。
大友家や二人の父(立花道雪、高橋紹運)など周辺情報が多かった。
以前より大河ドラマ化の話があるので、研究が進むといいなぁ…。
※関連記事…立花宗茂と小野篁、日本史上稀な復活劇。(16/04/10)







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