魯山人に学ぶ料理の心得

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自分でも料理を始めたのをきっかけに、
真の美食家、北大路魯山人の著書を再読中。

魯山人の料理への想いが色濃く表れた
星岡茶寮の料理人を募集する広告の一節。

応募の資格。日本料理と限らず、美的趣味を持っている人。絵画、彫刻、建築、工芸等、芸術に愛着を持ち、今日まで食物道楽で変人扱いを世間から受けるくらいの人。そうして非常に健康な身体を持った人。」(料理人を募る)

「おいしい」は漢字にすると「美味しい」だが、
文字通り味だけではなく、美も追求した人物だった。

そして文字通りと言えば、

元来『料理』とは、理(ことわり)をはかるということなのだ。『ものの道理をはかる』意であって、割烹を指すのではない。」(料理の秘訣)

美味しいものを作るには合理的でなければならない。
最近はより美味しく健康的な料理のための科学もある。
せっかくだから、そのあたりも学んでみたい。

すべてのものごとをするにあたって、技術に加えて必要なものは、その人の愛情であり、その人の品格が大切だ。同じ材料を使って、同じものをつくっていながら、そこに大きなちがいが生まれてくる。」(海の青と空の青)

このあたりは、道元「典座教訓」と同じだね。

作った料理を食べてもらえる喜びと感謝の心が大切。
とはいえまだ料理自体が作れないから(笑)、
しばらくは美味しいダシの取り方の研究をするのだ♪

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