消化器外科医が減少? NHKが統計で恣意的ストーリー?

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入院中に「消化器外科医が足りない」というNHKのニュースを目にした。

  • 消化器系の癌の手術は10時間を超える症例もあり重労働。若手が消化器外科医になりたがらない。
  • 消化器系の癌は、癌全体の6割を占めており、このままでは手術を受けられなくなる未来が…

という内容とともに医師数減少のグラフが示されていた。

10月にクローズアップ現代で放送した内容が元になっていたようだ。

盲腸で救急車で運ばれて、数時間後には手術できたなんて、
私はラッキーだったなぁ、とぼんやりテレビを見ていたのだが…

退院してから引用元の統計を調べてみると、何かがおかしい。
厚生労働省発表の「医師・歯科医師・薬剤師統計」に掲載の
「診療科名(主たる)別にみた医療施設に従事する医師数」から、
2008~2022年の推移をまとめると、

消化器外科医の数、増えてるけど???

今一度、NHKでグラフ化されているものを見直すと、
なぜか大きく減少している一般外科に消化器外科が合算されている。

消化器外科に取材に行って人手不足の話を聞いてきたから、
それに合うように統計を加工して示していたということか。

目を引く統計データに出会ったら、引用元を確かめるまで信用しない!
その良いトレーニングになった事案だった。

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