吉田喜貴(まろ)

お薦めの本

ジェフリー・サックス「地球全体を幸福にする経済学」

経済学ってもともとは人の幸福を考える学問だったはずでは? →関連記事そんなモヤモヤの中にいたから、題名が気に入って買ってみたところ大当たり!環境の持続可能性、世界人口の安定化、極度の貧困の終焉、の大き...
社会を意識した投資

投資の意志決定にCSRレポート

企業に興味持ったら、まずはCSRレポート読んでみて、ダメそうだったら、株価や有価証券報告書も見ずに、バッサリ斬り捨てる。そんな試みを模索中。そうすれば、投資家として未来への責任とリターンの両方を追求で...
お薦めの本

内田樹「日本辺境論」

日本の辺境性を軸に、たくさんの本をうまく編集してある楽しい本。「世界のどんな国民よりもふらふらきょろきょろして、最新流行の世界標準に雪崩を打って飛びついて、弊履を棄つるが如く伝統や個人の知恵を棄て、い...
講演・取材メモ

末吉竹二郎氏の講演メモ「低炭素社会と金融・情報開示」

環境省と会計士協会共催の「低炭素社会と金融・情報開示」シンポジウムから末吉竹二郎氏(国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問)の講演メモ。コペンハーゲン合意(COP15)に希望がなかったわけではない。...
講演・取材メモ

環境と貿易に関するシンポジウム・講演メモ

Ms. Vesile Kulacoglu (WTO貿易と環境部長)の話英語の講演だったから、あんまし聞き取れなかったけど…(笑)WTOでは2001年から、エコな製品・サービスの貿易自由化をかかげていて...
社会や政治の問題など

子ども手当は好きじゃないけど

以前、OECDのデータから子供の貧困率を表にしてみたことがあったけど、もうちょっと手を加えると、こんな表もできあがることが分かった。私が作った表は所得の再分配後だけの表だったけど、再分配前のデータを加...
社会を意識した投資

生物多様性への配慮、を口にする前に…

長期投資家として長期的な視点が欲しくて、歴史や文化を追っかけてる。そして昨年の世界天文年で天文学をかじって超長期な話も好きになった。今年は「国際生物多様性年」と国連が定めているわけだけど、億年単位でみ...
日本の歴史と文化

武士の俸禄と終身雇用の年功賃金が近いような?

高度経済成長期の終身雇用・年功賃金、といった日本型経営の象徴は、商人の歴史から見ると、日本の伝統から逸脱した特異な現象だと思ってた。商人のというのがミソで、武士の俸禄の方には目が届いてなかったことに気...
社会を意識した投資

バラスト水問題はビジネスチャンス

ジェフリー・サックス「地球全体を幸福にする経済学」(←これおもしろい♪)の中に出てくる生物多様性に関する著者の10コの提言に(P213~)、「8. 外航船のバラスト水を熱処理するか、湾港ではなく公海で...
日記と雑談

冬眠?

しばらくは去年みたくブログにたくさん書かないかも。身も心もバタバタ。来月14年ぶりに引っ越しするのと、今春からどうするか今のとこ未定でね。今そう思っていても、先のことはその時になってみないと分からない...
投資の賢人に学ぶ

バフェットさんの「スノーボール」で大事なトコ

少し前にバフェットさんの伝記「スノーボール」の日本語訳が発売された。「バフェットさん関係の推薦図書」に載せないの?との質問をメールで受けたので。私は早く読みたくて、翻訳待てずに英語版に飛びついたのだけ...
社会を意識した投資

カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト

温室効果ガスの排出量1トンあたりの売上高から、1番エコな自動車会社はどこか?そんな遊びをしたくなり、トヨタ、ホンダなどのCSRレポートをかき集めたが…。CSRレポートには統一的なフォームがなく、比較可...
社会を意識した投資

多様性を受け入れられる組織・社会・地球に!

私の中での2009年のキーワードは「多様性」かな。1月に就任したオバマ大統領は多様性を受け入れられるアメリカのお国柄の象徴。移民への宣伝効果も抜群で、この国が人口減で悩むことはなさそうだ。日本でも自民...
社会を意識した投資

ビジネスと生物多様性イニシアティブ

来年10月に名古屋で、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)がある。この条約は、1. Conservation of biological diversity (地球上の多様な生物をその生息環...
社会を意識した投資

多彩なアプローチで本質に近づきたい

一昨年、カルチャースクールでお茶を習っていた時期があったから(裏千家)、直木賞受賞作、山本兼一「利休にたずねよ」を読んでみた。 文学的にどこが優れてるのか、小説をあまり読まない私には分からないけど、 ...
偶然とリスクの諸相

偶然を運命と感じてしまうのはなぜ?

なぜ私たちは、まぐれを実力と、たまたまを運命と感じてしまうのか?投資の世界ではタレブ氏が、カール・ポパーの哲学などを手に斬り込んだ。もっとおもしろいことになりそうなのが「松岡正剛の千夜千冊・連環篇」。...
資本主義問題

ニーチェの「神は死んだ」で資本主義はおかしくなった?

大学時代に哲学の講義を受けた親友から、ニーチェの内容のさわりを聞き、なるほろ!と自分勝手に納得して、頭の中でつなげたことをまとめてみる。キーワードはたぶん「神は死んだ」。いちおうどういう話か、手元の本...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2009年

今年は特に春以降ひまだったこともあり、250冊超の本が読めてしまった。去年のちょうど倍くらいだけど、良い本に倍出会えたかというと…(苦笑)本はたくさん読めばいい、というものではない。というのが今年の教...
社会を意識した投資

SRIファンドの投資基準

SRIファンドってどんな基準で投資してるのかな?とふと思い、日本で初めてのSRIファンド(2000年9月設定) 朝日ライフ SRI社会貢献ファンド 「愛称:あすのはね」預かり純資産が一番大きい(現在約...
講演・取材メモ

BloombergのESGデータが凄すぎる!

ESG投資が今後の主流になるべきだけど、数値化が難しいところが壁…とぼやいていたのは、ついおとといの話。→該当記事でも、私が世間知らずだっただけで、すでにデータベース化されていた!今日、飛び入りで参加...