Kindleが欲しい!Amazonが欲しい!

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Amazonの"Kindle"欲しいなぁ。日本にもこういうのあればいいのに…。
電子書籍端末があれば、どの本に書いてあったこと?って探すの便利。
今は蛍光ペン引いておいて、記憶を頼りにマーカーを中心に探すって感じだし。
蛍光ペンはコレがオススメ。淡い色でチカチカしないのだ♪

となると、Amazon株が欲しくなるのが、投資家としての条件反射みたいなもの。
しかし!この数ヶ月で株価が倍になってたりする…(涙) 35ドル→70ドル
明らかに見逃し三振で、買う気になれないけれど、ちょっとだけ調べてみた。

まず、AmazonはIT企業かな?と思ったけど、利益率で比べると違うみたい。
amazongoogleetc
どっちかというとウォルマートに近く、位置づけは小売業が正しそうだね。

またペゾスCEOによるとAmazonにとって一番重要な財務指標は、
1株当たりフリー・キャッシュフローらしいので、少し調べてみる。
"Our ultimate financial measure, and the one we most want to drive over the long-term, is free cash flow per share."(株主への手紙2004年度版)

いろいろ資料を覗いてみると、Amazonの言うフリー・キャッシュフローとは、
・営業CF(Net cash provided by operating activities)
から
・投資CFの固定資産の新規取得(Purchases of fixed assets, including internal-use software and website development)
を引いたものを指すらしい。

単位がよく分からないなりに、最終的にこんなグラフができた。
目標に掲げる1株当たりフリー・キャッシュフローは右肩上がりだ。

amazonnetincomfcf
amazonfcfpershare

でも1株当たりフリーキャッシュフローでの投資判断の仕方がよく分からないなぁ。

Amazon観察データの残骸(Google Spreadsheet)

>>>つづく

コメント

  1. 僕もAmazonは小売業として面白いと思っているんですが、パッと見、株価が高いのが…。
    成長性を加味しても高いのか安いのかイマイチ分かりません(笑)
    10-K中の財務諸表でも、キャッシュフロー計算書を先頭に持ってきていたりする辺り、利益よりもキャッシュフロー重視という姿勢が現れているなあ、なんて感じます。

  2. Alpha より:

    まろさん、
    こんにちは。私の感覚で言うと、アマゾンは完全に小売業です。ただし、完全にインターネットに特化した形態を取っているので、それが、Wal-MartやTargetとは異なります。ご存知の通りアマゾンは、本のネット販売が中心で(今もそうだと思いますが)、他の商品に関しては、仲介的な形態を取っているものが多いと認識しています。つまり、本と一部の直販商品を除くと、ある意味ではポータルとして、販売の仲介代理をする事業を行っています。そちらの形態の事業は、単純に小売りとしての範疇には入らないと思いますが、総合的に見るとやはり小売業が最もあてはまると思います。直接の競合としては、まろさんが挙げたWal-Martに加えTarget他、大手小売業、それに加えて、本の小売り大手Barns and Nobleになると思います。多分、Barns and Nobleが一番の直接の競合になると認識しています。
    アマゾンの他の小売りとの最大の違いは、やはり、Kindleの様な革新的な商品を開発、提供しているところだと思います。この点に関しては、小売りの範疇を超えていると思います。ただし、DVDやCD等のAV関連のメディアには、従来の媒体からネットを介したダウンロードのビジネスへの移行が進みつつある状況にあります。この様な市場トレンドに対して、本もデジタル化の波、更にそれによって同様にダウンロードのビジネスへと移行して行く可能性に対して、いち早く取り組んでいると言えます。
    また、デジタルブックにより、紙の節減を実現することができるため、単純なビジネス的見地だけでなく、環境への配慮と言った点でも、媒体のダウンロードのビジネスは理にかなっていると思います。
    ちなみに、(一時期)日本ではソニーがデジタルブックに力を入れていたと思っていたのですが、、、先ほど、ソニーの日本のサイトで探してみたのですが、見つかりませんでした。
    最近、ソニーはアメリカではDigital Bookの販売に力を入れている様に思います。毎週の様にWSJに一面の広告を入れているのを見受けます。ちなみにちょっとサーチしてみたところ、コンテンツのデリバリーのサイトを見つけました。割と充実していそうなので、これについては、Amazonの直接の競合になりそうです。
    http://ebookstore.sony.com/
    Kindleについてですが、AmazonはiPhoneとiPod Touch向けにも最新のKindleのソフトウェアを提供しています。
    http://www.amazon.com/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=1000301301
    使い勝手は、多少落ちる様ですが、それなりに機能をサポートしているみたいです。ZDNetのビデオのリンクを添付します。ここでは、Kindleとの連携等もカバーしていますが、Amazonの説明によるとKindleなしでも上記ソフトウェアは使えるとのことです。
    最後に、キャッシュフローについての投資判断について、私の意見を書きます。
    ご存知の通り、現在の市場は依然として流動性(Liquidity)の問題を抱えています。この様な状況下では、フリーキャッシュを多く保有している企業は、市場で好まれる傾向にあります。(最近の米国の市場のトレンド)これは、財務上の健全性やリスクが低いと言った直接の理由だけでなく、フリーキャッシュを利用して、市場が低迷している中で、将来に向けた投資を積極的に行える体力がある、といった点でも注目されています。
    不況下で業界の再編、企業の統合・合併が活発に行われつつありますが、その様な市場環境でフリーキャッシュを多く保有する会社は、一般的に言っても、良いポジションにある、と言えます。
    一方、フリーキャッシュを多く抱えていても、キャッシュフローがネガティブでは、将来への不安・懸念材料と見られる可能性があります。Amazonに関しては、キャッシュフローがポジティブ、しかも、かなり良いので、バリュエーションには好材料だと思います。
    ご存知のことと思いますが、現時点でのAmzonの2009年の収益見込み(Earnings)は一株あたり$1.48なので、P/Eで見た場合、50を超えています。今の市場環境の中でこの数字はかなり異例のものだと思います。現在の株価水準をサポートしているのが、好調なフリーキャッシュフローだと思います。
    まろさんがおっしゃる様に私としても、50ドル以下だったら、買いたいところですね。買いのウインドウを逃してしまった。。。
    長々とコメントしてしまいすみませんでした。しかし、まろさんの目の付けどころはさすがですね。自分としても大変参考になりました。ありがとうございました。。
    p.s. Kindleがどうしても欲しい場合、こちらで購入して送る事もできます。Just in case FYI, as an option for you.

  3. Alpha より:

    度々すみません。ZDnetのYouTubeのビデオのリンクを添付し忘れてしまいました。
    http://www.youtube.com/watch?v=r9aeH99g-vM

  4. まろ@管理人 より:

    Alphaさん、いろいろ教えて頂きありがとうございます。
    ご意見踏まえ、今日もうちょっと調べて記事にしてみました。
    Kindleはアメリカ版を手に入れても、まだ私の英語力では使えそうにありません(笑)
    ずっと前に薦めて頂いた"The Intelligent Asset Allocator"は買ったものの、途中で挫折して読めていません。簡単な洋書を読むところからやり直して、2月にシドニー・シェルダンを読み、3月からはムハマド・ユヌス氏の"
    Banker to the Poor"にチャレンジ中。これが読み終わればいよいよ、というところです。
    また、今日調べてみたところ、英語の勉強という観点からはソニーの端末の方が図書館感覚で使えていいのかな、という印象を受けました。
    baboocon19820419さん
    結局、Amazonが出版業も飲み込んじゃう、って成長性を加味した株価なのかな?と今は考えています。