キヤノン株主総会／08年12月期

個人的に毎年恒例の行事となり、今年で４回目の参加。
まずは総会参加のおみやげ変遷から。

おみやげの値段も業績も3年前に戻ってしまったわけですな。

株主との質疑応答では、取締役が社内出身だけなのはおかしいのでは？と。
御手洗さんは、その人のキャリアだけで社外取締役としてスカウトするのは変で、
入社以来30年にわたりキヤノンで働いてきた人の方が信用できる、と答えてた。

この取締役の構成の件に関して、補足しておくと、

「取締役会の独立性が高いほど企業の収益性または成長率が高まるという相関性を示す有力な証拠は見つからなかった。特に、社内取締役を１名か２名にとどめ、残りをすべて独立取締役にすべきという提案の有効性を裏付ける実例は見いだせなかった。逆に、独立取締役のほうが圧倒的に多い企業では、そうでない企業よりも収益性が低いことを示す証拠が見つかっている。」

(バフェット流投資に学ぶこと、学んではいけないこと P178 より)

と論じる経済学者もいるそうな。

また質疑応答では、大分の事件に関するものが多かったけど、
個人的には、まぁ何となく「出る杭は打たれる」的な印象を持ってるんだ。
キヤノンのトップ＝経済界のトップ、って何かピンとこないから、妬みが…。
ちょっとのことでも、妬みの坂を転がって、雪だるま式に大きくなってるかも？