ニューヨークタイムズに面白い図を見つけた。
縦軸にS&P500へ投資した年、横軸に投資資金を回収した年で、
インフレを考慮して何%のリターンが得られたか?表にしたもの。
↓の画像をクリックして該当記事に目を通してみて。英文短いから。
解釈は人それぞれだろうけど、私はこれを見て、
- 投資期間20年までは、売買のタイミングは大事
- 老後のための積み立て投資なら、45歳くらいまでに終えたい
と思った。
もちろん、過去と同じ未来が繰り返されるなら、という前提だけどね。
でもタイミングの良し悪しは後にならないと分からない。
タイミングが分からないのは、投資に限らず、人生でも同じこと。
「人間死ぬまでは、幸運な人とは呼んでも幸福な人と申すのは差し控えねばなりません。」---ヘロドトス「歴史」より、ソロンがクロイソス王を諭したくだり
最近「生まれてきた時代が悪かった」みたいに言う学生さんもいるけど、
言い表せない漠然とした不安はいつの時代も人の心にあるものだから。
もう一度、投資に話を戻して
クリストファー・ブラウン「バリュー投資」から
「投資リターンの大部分は短期間のうちに発生するが、それがいつかを見極め、株式売買のタイミングをその期間にぴったり合わせるのは不可能に近い。その主な理由は2つあり、両者は同じように重要である。
1. タイミングを見計らって短期売買しようとしても成功しない。
2. 最高のリターンは、株価が一番上昇するタイミングを逃さないようにするため、ほとんどの期間にポジションを持ち続けることによって達成できる。」
つまりタイミングを計るより継続することが大事ってこと。
「将棋だけでなくどんな世界であっても、結局は努力と情熱、モチベーションを継続することが大切なことであろうと思います。」---羽生善治「決断力」より
今日のまとめとしては、
人生も投資も、自分が楽しめるかたちを見つけて、気長に続けていこうよ。
ってなところでいいかな。
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