株式投資にお金を使い始めてから6年ちょっと経った。
ITバブルのピークに市場へやってきて、
これまでに大きな下落と大きな上昇の2パターンを1回ずつ経験したことになる。
だから投資経験は十分で悩みはない、なんてことにはならない。
初心者の頃は、失敗するとまだまだ経験が足りないから、と反省するものだけど、
経験を積めば投資家としてレベルアップできる、という考えは正しくない。
経験とともに、以前のような思い切りの良さがなくなったり、
前と似たようなパターンに出会った時に、考え方が縛られてしまったり…。
経験は万能ではないのだ。
経験が悪い結果をもたらさないようにするには、どうすればいいのか?
昨年のベストセラー、羽生名人の「決断力」にこんな一節がある。
マイナス面に打ち勝てる理性、
自分自身をコントロールする力を同時に成長させていかないと、
経験を生かし切るのは難しくなってしまう。
はぁ~、難しい。修行が足りないわけですな。
しかし、この1年の間に読んだ本で、一番投資に役立ったのって羽生さんの本だな。
投資関係の本から離れた方が、いろんなヒントが得られるのかもしれない。
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