ジェラルド・ザルトマン「心脳マーケティング」なる本を読んでいたら、
表題のような研究結果があるそうな。(95対5の法則)
これをふまえて著者は、マーケティングで使用されている理論には、
下記6つの誤りがあると説いている。
- 消費者の思考プロセスは筋の通った合理的・直線的なものである
- 消費者は自らの思考プロセスと行動を容易に説明することができる
- 消費者の心・脳・体、そして彼らを取り巻く文化や社会は、個々に独立した事象として調査することが可能である
- 消費者の記憶には、彼らの経験が正確に表れる
- 消費者は言葉で考える
- 企業からメッセージを送りさえすれば、マーケターの思うままにこれらのメッセージを解釈してくれる
消費者の本音や気持ちが分からない…、といった企業の悩みに答えるべく、
コンシューマー・インサイト(消費者心理を深く洞察)なんてキーワードとともに、
心理学や脳科学がこういう分野にも進出してきているんだね。
行動経済学の話にも結構似ていて面白いなぁーって。
上記の指摘って、消費者をそのまま投資家に置き換えることができそう。
実は私たち投資家の意志決定も、95%は無意識だったりするかも?
コメント
10年くらい前、お風呂で聞けるCDプレーヤーを買いました。何点かある中で、どれがいいかなぁと選んだのはSONYのでした。ブランドは気にせず値段と見た目で選んだんですが、やはり大企業はデザイナーも一流なんだな。。と思いました。
そして、先週、電気ファンヒーターを買いに行き、同じく、ブランドは気にせず、値段と見た目(あと、機能はタイマーがついてるもので1000Wちかく能力があるもの)で選んだところ、パナソニックのになりました。
やはり、大企業は・・以下同文。
家電製品は無意識で選んでいない…
95%無意識は百貨店のバーゲンの話でしょうか?