「失われた10年ってよく聞くけど、日本は一体何を失ったの?」
そんなシンプルな質問に私は答えられず、ただ固まった。
たしかに、一体何を失ったのだ?
仮に何かを失ったとするなら、バブル崩壊以前に得たものがあるはず。
経済的な豊かさは得られたけど、まだ失われてはいない。
いくらマスコミが自虐的になろうとも、日本は世界第2位の経済大国のまま。
バブル形成から崩壊の過程は身の丈以上になったものが元に戻るだけで、
得たものも失ったものも大してないんじゃないかなぁ。。。
よく分からないや。みなさまからのご意見お待ちしてますデス。
結局のところバブルのピークの頃、小学生だったから分からないのかな。
世間が失われた10年と呼ぶ期間、私自身は得るものばかりだったから。
コメント
お久です。
「失った」のは、直接的には成長せず停滞したということだと思うんですが、今にして思えば沢山あるな~; 倫理:バブル崩壊後、規律を失った財政は爆発的に赤字を累積。官僚は、誇りを失い、無責任な規制強化に(官製不況)。 寛容さ:マスコミも社会もリンチかと思うほど、ミスを叩く、叩く。 国際競争力:あらゆるランキングにおいて。 景観の美:アレックス・カー著作参照のこと。
「第二」の経済大国も、あと2年の命だよ。
日本サッカーの60年間はバブル崩壊で失ったんじゃなくて、
戦争に負けて失ったんじゃないですかね?
失ったもの、と言えばJリーグの成長じゃないでしょうか。
そもそもJのスタートがバブリーでしたから。
佐藤工業、フジタ、あの頃のゼネコンはおかしかったな。
RINTOさん、お久しぶりです。
アレックス・カーの「美しき日本の残像」をとりあえず注文してみました。「景観の美」って何かな、楽しみです。
「寛容さ」は失っていない気がします。他の国では暴動が起きそうな出来事でも日本人はマスコミが騒ぐだけですから。日本は昔から地震や台風など自然災害が多いせいでしょうか、災いをなんとなく受け流してしまう性質があるような…。
関西人さん
日本のサッカーの件は、私の脳みそが勝手に脱線した結果です。
失われた10年なんていうけれど、なんだかはっきりしない。戦後、アメリカの属国になったことで失ったものはサッカー以外にもあるんだろうなぁ、と。
Jリーグでピンときましたが、身の丈以上になったものが、本来の姿へ戻っていく。経済も同じことで、失ったんじゃなくて元に戻っただけなのかもしれません。
失われたもの:私のボーナス10万円/1回あたりです(-_-;)
年2回のボーナスで計20回。200万円ですか。。。
ところで普通の会社ってボーナスどうやって決めるんでしょう?
私は小さな組織にいるから、売上×何割-月給×6=ボーナス。
実にわかりやすいけど、会社がおっきくなるとどうするのかな??
失ったものは専門家に対する信頼ですかね。
科学、医療、行政、教育
バブル頂点までの過程で、これらの市場原理でうまく扱えない分野の内部が決定的に傷ついたんじゃないのかな?
その結果、競争原理と自己責任という新しいイデオロギーに頼らなければいけなくなった。今度は中産階級の没落という次の構造的変化が起こってる感じ。
まあ、いいんじゃないのかな、株価と同じでどんどん上がる時もあれば停滞するときも下がる時もあるわけで、おたおたするよりファンダメンタルズを高める努力を続ければ。
「失われた10年」とは10年そのものが失われたと解釈
しています。世界は進んでいく中、経済が停滞して日本
だけがバブルの清算に追われて足踏みしている。
この10年間そのものが失われたものでは?
GRさん
なんとなくわかる気がします。進んだ道のすべてが正しいなんてことはなくて、必ずどこかで修正が入る。そういえば、インターネットの普及ですべての専門家の言うことを鵜呑みにするってこともなくなりましたね。
吊られた男さん
たぶん私にとっては一番ピンとくるご意見です。サッカー日本代表に話を置き換えれば、ジーコが監督を勤めた4年間は時間が止まっていました。結果、中東をはじめとするアジア諸国との実力差が縮まってしまった。
失われた10年の間、経済の面でも同じことが起きている。うん「10年という時間そのものが失われた」って考え方、イケてる♪