私は投資信託の動向をまったく知らなかったから、
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015」で、
1位のインデックスファンドの票の集め方にビックリ。
フィギュアの羽生結弦さんみたいな別次元の得点…。
ここまでの結果を見せつけられてしまうと、
ファンドマネージャーの仕事が指数に取って代わられる
その折り返し地点の場に居合わせたような感覚だった。
会場で挨拶をした藤野社長(ひふみ投信)が、
- 海外市場ならインデックス投資
- 日本市場はトピックスが最悪だからアクティブ有効
というような話をしていたし、
タイラー・コーエンが「大格差」で描いた人と機械との未来は、
- 人間とコンピューターのチームこそ、最強のチームである。
- 賢い機械を動かす人物は、その課題に関する専門家である必要はない。
- 技能が一定水準に達しない人物を機械と組ませると、機械単独の場合よりも有効性が落ちる。
- 自分の限界を知ることが今まで以上に重要になる。
だったから、
いかに優秀な指数を作るかが人に残された仕事だろうか?
でもそれは純粋にリターンのみを追求する投資の場合の話。
意志あるお金で社会を変えるといった想いを込める投資は、
指数を組み上げて後は機械的に運用とはいかない。
未来のことは分からないが、どんなに技術が進歩しても、
美学や美意識が必要な仕事だけは人の手に残っていて欲しい。
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