リーマンショック後や東日本大震災後に投資した企業には、
とくに美意識や哲学なしに、とにかく割安だから飛びついたものがある。
今ならどれを手放しても株価が倍以上になっている良い機会なので、
簡単に投資テーマごとに区分けして、説明できないものは処分しはじめた。
今回、投資先企業を見直してみると、主に6つのテーマに分けられた。
- 日本の美意識
- 美の探求
- 美食を支える
- 企業の品格
- 未来を創る
- バフェット
仮に今がバブルでそれが崩壊したとしても、
目的意識のはっきりした投資先のみに整えておけば、
暴落時に振り回されず、淡々と買い増しができそうだ。
日本の美意識
経済的な利益は他者との差異から生じるものならば、
日本の歴史・文化の流れを汲んだ事業が世界で戦えるのでは?
そんな仮説を元に投資をする企業。
最近は雲行きが怪しくなってきたがトヨタ自動車のハイブリッド車は、
「あいまいさ」や「間」の文化的土壌が生んだ成功例と見る。
また「ちひさきものはみなうつくし」の系譜を継ぐ事業として、
精密部品に着目しており、その投資先のひとつが村田製作所。
※昔なにかのプレゼン資料に使ったのがこれ→「日本を読み解く方法」
美の探求
もともと化粧品の原価の安さに注目して投資を始めたのだけど、
結婚後にこの分野の真の素晴らしさを理解した。
ファッション業界にも興味はあるが、これといった企業がなく、
資生堂、ノエビア、L’Oreal と結局、化粧品事業だけが投資先だ。
美食を支える
食べることが大好きなので。
この投資テーマで一番投資金額が大きいのがアリアケ・ジャパン。
フォンドボーなど下ごしらえの部分を科学的に分析・再現して、
シェフの調理を支える裏方企業として知るひとぞ知る存在。
企業の品格
坂本光司「日本でいちばん大切にしたい会社」がきっかけ。
株主として誇れる品格ある企業に投資したい!
代表例がリーマン・ショック後に投資したJohnson & Johnson。
有名な経営理念”Our Credo“の原型ができたのが、
世界恐慌の頃(1935年)というのに親近感がわいたので。
日本株については鎌倉投信「結い2101」で代用している。
未来を創る
これは言葉のまま。今はGoogleとSAPがここに入る。
SAPについては特にサッカー界での動きに注目している。
- 間違えだらけの日本代表「サッカー データ革命」(14/08/09)
- Jの先を行くドイツ代表の「科学力」。W杯優勝を支えたシステムが進化中。(Number Web 15/05/11)
バフェット
ウォーレン・バフェットの投資先から選んだ企業。
2003年頃から投資しているCoca-Colaをはじめ、
Wells FargoやAmerican Expressがここに該当。
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