今年も扇子が必要な季節がやってきた。
もっぱら「あおぐ」ことに使っているけど、
昔はどんな使われ方をしていたのか?
清少納言「枕草子」を追っていくと、
いろいろ使用例が出てきたから、サクッとまとめておく。
- 絵を描く…扇を預けて絵を描いてもらう
- ほうき代わりに…扇で塵を払って掃いて捨てる
- 呼びかける…車から扇を差し出して使いの者を呼ぶ
- 抱き寄せる…男が持っている扇で女を抱き寄せる
- 句を書く…男たちは句を書きつけた扇子を持っている
- 隠す…扇で顔を隠す
- 楽器代わりに…扇で拍子をとる
- 献上品として…扇を中宮に献上する
ちなみに清少納言好みの扇子は、
「扇の骨は朴(ほおのき)。色はあか。むらさき。みどり。」
色が赤、紫、緑のどれかって…意外と派手だね。
イメージする色が私と清少納言とで違うのかな?
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