たぶん中学生の授業以来、20年ぶりに筆を手にとった。
日本文化にまつわるものは片っ端から体験してみる!
というわけで、昨日は自分の名前を書いてきた。
名前が全部直線で構成されているから、
「点」「画」を習っただけでこんなに変わったよ。
明治の初めに「書は美術ならず」論争があったらしい。
議論を交わしたのは洋画家の小山正太郎と岡倉天心。
「書に感動するといっても、それはそこに書かれている語句つまり言葉に感動しているだけのことであって、書は美術ではない。」(小山正太郎)
「文字の一点一画、大小、配置、造形に至るまで、書には工夫することがあるのだから美術と考えていい。」(岡倉天心)
書かれている言葉への感動とは禅語とかを指してるのかな。
この論争の結論は今なお出ていないらしいが、
今回、筆で名前を書いてみて、書には「音楽」があるなぁと。
リズムをとって指揮棒を振る感覚になんか似ていた。
もしかすると来年は、花も生けはじめるかも。。。
コメント