男は40歳、女は35歳で生涯未婚がほぼ確定。

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約8年前の記事に最新データで読み解いて欲しいとの依頼があった。
たしかに2020年の国勢調査の結果が出ているので更新してみた。

ちなみに当時の私は36歳。
統計上も私が結婚することはありえない!という宣言だったが…。

さて当時の記事も下部に残しているが簡単に振り返ると。
2000年時点で未婚だった男女が10年後どうなったか?
それを国勢調査から読み解くと、
2000年に40~44歳の男性、35~39歳の女性で未婚だった男女が、
2010年までに結婚していた確率はかなり低いと言えた。

これが2010年と2020年の期間ではどうなったかというと、
男性は40歳、女性は35歳以降のレッドゾーンは変わらないものの、
生涯未婚が確定的になる年齢は5歳ずつズレたようだ。

10年間での変化を簡潔にまとめると、以下のような感じだろうか。

  • 2010年時点…男は40歳、女は35歳で生涯未婚が確定。
  • 2020年時点…男は40歳、女は35歳で生涯未婚が「ほぼ」確定。

なお8年前に書いた内容で経験上、間違っていたことがひとつ。

上記の国勢調査の結果から、
30代半ばで結婚したい人がいないならあきらめるべき、
と結論づけたが、私の思い込みから前提が間違っていた。

その前提とは「何年間かの交際の末に結婚するもの」。

ゆえに30代半ばで相手にだいたいの目処が立っていなければ、
生涯未婚年齢に突入すると見て間違いない、との考えだった。

がしかしこれを書いた3ヶ月後に交際ゼロ日で結婚の約束をする。
このとき私は36歳、妻は34歳。お互いにまさか自分が?!という状況。

データを読み解いたところで、必ず例外や外れ値は存在するという実例だ。


2014年11月に書いた記事

最近、結婚に関する人生相談が増えた気がする。
なぜお前が?と自分でもツッコミたくなるけど、
投資家の視点で客観的に分析をってことなのかな。
たとえばこんな答え方をしている。

20代後半「結婚したいけどお金に不安が…」

それは勘違いか、優柔不断なだけだ。

  • 収入源が増えることで家計収入が安定する
  • お金に問題が生じるのは結婚ではなく離婚

収入源が1つの会社からの給与だけよりも、
2人で2通りになった方がお金の不安は低減する。
投資の世界でのリスク分散の考え方だ。
※社内恋愛ではリスクを分散したことにならない

また2人の収入を合算すれば1人の時より豊かになる。
でも、一度豊かになった生活を元に戻すのは難しい。
つまり離婚した場合に初めてお金の問題が生じるのだ。
子供がいたら養育費の問題も出てくるからね。

よって、結婚するかどうか思い悩む段階で、
「お金」を理由にするのは単に優柔不断なだけだ。
人生は20代で決まるのだから、思いきって進め!
※ただし男性は寿退社を目論む女性には要注意。

30代半ば「結婚したいが相手が見つからない」

いい加減、あきらめなさい。

  • 可能性の低いものを追い求めるよりも…
  • 隣の芝生は青い。SNSに気をつけろ!

統計データから客観的に人生を捉えることも重要。
以下は平成22年の国勢調査を抜粋・色づけしたもの。

平成22年国勢調査

たとえば平成12年に未婚だった、
40~44歳の男性、35~39歳の女性は(赤で色づけ)、
10年後の平成22年になっても、ほとんどが未婚のままだ。
つまり男性は40歳、女性は35歳で生涯未婚がほぼ確定。

ちなみに青・黄・赤は信号に合わせて色づけしている。
男性35歳、女性30歳以上で相手がいないのなら、
一度きりの人生、別のところに力を入れるべきだ。
もしも偶然、いい人と出会ったら奇跡と思ってがんばれ!

この歳までに周囲に流されない心が必須だろうね。
今はSNSとかで同級生の近況がすぐに分かり、
自分もなれたかもしれない人生が目に入りがちだから。

コメント

  1. 匿名 より:

    本記事のデータ、大分古くなってます。
    よろしければ更新してもらえませんか。

    それと

    30代半ばになったら
    「いい加減、あきらめなさい」?

    これは酷い。酷すぎだ。醜悪だ。
    上から目線も甚だしい。
    それでも必死に結婚という晴れ舞台を
    目指している人もいるのに。
    自分もその1人だ(猶予はあと3年)。

    もう少し、救いはまだあるような表現にしてほしいです。